実体験レポート
私のラヴィはフィンランド帰り
3.散歩(前編)−ホルスタイン達との交流
マルコ君の趣味は、ライトボディービルディング、ジョギングもかかせません。私も、ジョギングにはついて行けませんが、自転車で一緒に行くことになりました。もちろん、彼にとってラヴィはジョギングの良いパートナーです。
てこぎボートに私のための自転車を積んで、サマーコテッジの島から脱出しました。もちろん、自然の真っ只中ですので、ラヴィにリードは必要ありません。森の中の小道を過ぎたら、ホルスタイン達が横たわっている牧場が見えます。馬は、私の趣味から慣れているものの、牛達に初めて会ったラヴィは、興味津々。牛達もラヴィのところに集まってきました。
お互い、鼻をつけるように挨拶したのはいいのですが・・・・。
私も、不思議に思っていたのですが、雄大に広がる牛達のための広場には柵がありません。唯一あるのは、人間の腰くらいの高さに、針金のようなものが一本見えるだけです。これでは、牛達は逃げてしまうのではないかと思っていた矢先・・・・。
バチバチ。。。。。
少し垂れた針金のようなものに、ラヴィの鼻があたり、高圧電流が流れました。私も何が起こったのか分かりませんでしたが、ラヴィはたまったものではありません。びっくりしたのと、いたかったのでパニック状態になっています。救われたのは、牛達を驚かすための電流で、生死にいたるような高圧ではないのと、反射神経が良く、身軽なラヴィに、パニック状態になるほどの元気が残っていたこと。
とんでもない散歩の始まりとなってしまったことには違いありません。
それでも、落ち込むわけでもなく、元気を取り戻したラヴィは、私達の心配をよそに私達の前をさっさと走り出しました。ああ、落ち込まない性格で良かったとこれほど思ったことはありません。
でも、元気なラヴィをよそに、私達はラヴィの健康が少し心配だったので、丘を超えて、森を抜けて・・・という散歩はその日はやめることにしました。
その理由にはもう一つあります。
サマーコテッジのある地域には、車で20分ほどいかないと食料品を買う店がありません。そういう地域には、週に2日ほどトラックの中が”よろずや”のようになっている車が、そういった地域を転々とします。その日、たまたま牧場の向こうにその”よろずや”を発見しました。牛乳がなくなっていたのを思い出した私達は、牛乳を買ってその日は帰ることに決めたのです。
覚えていますか?サマーコテッジには電気が通っていない事。冷蔵は、コテッジの下の自然にひんやりとしたところを使うのですが、冷凍庫はそういうわけにいきません。そういう時でしか、アイスクリームが食べられないのです。私達だけアイスクリームを楽しんだのでは、ラヴィがかわいそうだと思ったので、その日は特別にアイスクリームをわけてあげることにしました。もちろん、ラヴィにとっては始めてです。
一瞬のうちにアイスクリームをたいらげ、私達は、もと来た道を戻ったのです。
もちろん、エキストラのものをもらった後には、エキストラの仕事をしてもらうというのが私達のルール。ラヴィには、背中のリュックに牛乳を2本背負って、二人乗りをした私達の自転車の後をひたすら走ってもらうことにしました。
下り坂の道に、私達二人を乗せた自転車は良く走ります。ラヴィは、背中の牛乳が重いにもかかわらず、おいていかれては大変・・・と必死になって走っています。
自転車の後ろに乗りながら、私が願ったことはもちろん・・・・、牛乳が生クリームにならなければいいなぁぁぁぁ、でした。もちろん、なるわけはないのですが・・。
次回予告: 4.散歩(後編)−犬は高所恐怖症???
お楽しみに。☆
Written by MOTOM
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