実体験レポート
私のラヴィはフィンランド帰り
5.競争
単純な疑問。
“犬ってどのくらいの速さで走れるの?”
もちろん、ドッグレースなどで猛烈に走る姿を見たことはあります。でも、ラヴィって真剣に走るとどのくらいの速さで走ることができるのか???よからぬ考えが私の頭の中をよぎりました。
久しぶりにサマーコテッジの島の生活から文明社会に復帰すべく町に出ることになりました。一番近くの町までは、車でおよそ20分ほど。もちろん、てこぎボートにのっている時間は含まれません。
ボートにラヴィを乗せて、島を離れ車に乗りこみました。アスファルトの道路に出るまで、森の中の車一台通れるのがやっとの、舗装していない道を走っていきます。
そこで、考えました。どうせ、車など来ないのだから、車とラヴィとを競争させてみようと・・・。
もちろん、ヨーイドンでスタートするわけにはいきません。あちらこちらの匂いをかぎまわっているラヴィを残して、のろのろと車をスタートさせました。驚いたラヴィは追いかけてくるどころか、車を止めようと車の前に出てくるのです。これでは危なくってやってられません。
そこで、窓から手を出し、ラヴィを車の横に誘ってから、アクセル全快。車はどんどんスピードを上げていき、時速40KM、ラヴィは必死になってついてきます。まだまだ余裕があると思った私は、もう少しスピードを上げて時速50KM。バックミラーに映るラヴィの姿は、さながらドッグレースの犬といったところでしょうか。
直線になって、時速60KM。ここで、ラヴィの姿が少しずつ遠ざかるようになりました。
もはやここまでと思った私は、車をゆっくり停め、ラヴィが車に乗りこむバックドアを開けると、走ってきた勢いそのままに、ラヴィが車に飛び乗ってきました。息を躍らせ、私の顔を凝視するラヴィは一体何を訴えたかったのでしょう???
それが分かるのに時間はかかりませんでした。
全速力で砂利道を走ったラヴィの足のパットに傷がつかないわけはありません。飼い主のいたずらな好奇心のために、ラヴィのパットは見るも無残になり、それを癒すために車に乗りこむとパットをなめ始めました。
”ゴメン、ラヴィ”
”もうこんなことは二度としない”
私は、心の中でラヴィに誤り、その日の夕食は超豪華版になったことはいうまでもありません。
もし、犬の走る能力を知りたいと思っても、私の話しを参考にし、私のように実践しないでください。ラヴィも今後私のような考えをする飼い主を持った犬たちのために走ったと思えば、きっと気持ちも楽になると思います。
付け加えるなら、もちろんその道を走ることがトラウマになって・・・ということはラヴィの場合全くありませんでした。
”コンディションの好いところであればもう少し速く走れるかも・・・・”
もちろん、飼い主の私の好奇心もとどまることを知らないということも付け加えておきます。
次回予告:6.トイレ
お楽しみに。☆
Written by MOTOM
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