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更新日: 2004年5月30日

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キーワード ドイツ,乗り継ぎ便,中型犬,猫,バゲッジ扱い

愛犬&愛猫と共に渡独し、滞在中のまおさん

航空輸送に関して、空港での様子

航空会社によって乗れるペットの数が限られており、全日空の場合は機内1頭、バゲッジ3頭までだったので、早めにチケットとペットの予約を入れました。共同運航便で、機体が別会社だと予約しにくいとのことでした。今回の航空輸送の関して、全日空の対応には何の問題もありませんでした。

ケージは特に指定されませんでしたが、フラーリ450(ペットシーツを敷いた上に古毛布を敷いておきました)を使いました。(機内持ちこみした猫の方は、いつも獣医さんに連れて行くときのペットキャリーでOKでした)

空港までの交通手段は、私と子供3人と犬と猫と荷物となると車以外には考えられませんでした。ふつう、引っ越す前日は空港近くのホテルに泊まることが多いようですが、飛行機が午後1時半ころの出発だったので、私は近所の友人たちの好意に甘えることにしました。前日に泊めてもらい、当日はワゴン車2台に分乗して空港まで1時間ちょっと(車なら超近いです)、出発ターミナルの真ん前でおろしてもらったので、本当に楽でした。

出発前日午後7時に食事をさせたあとは、新居に落ち着くまで36時間絶食しました。去勢手術のとき、36時間絶食させたことがあったし、車酔いや機内で排泄しないためにそうしたのですが、そのことによる犬のダメージはなかったと思います。

排泄は、出発当日車に乗る前にウンチとオシッコをさせ、、道中オシッコはしたかもしれませんが(毛布は乾いていたし、ペットシーツは汚れていなかった)、ウンチは新居に着くまでしませんでした。

デュッセルドルフの空港では、スーツケースなどの預け荷物が出てきた後、男の人が2人で犬を連れてきてカートに載せてくれました。そのあとは、通関・検疫などなにもしないであっという間に外へ出てしまい、迎えの車に乗って、(ここで犬をケージから出してあげました)新居に向かいました。

犬の状態はというと、クレート・トレーニングなどしていませんでしたが、さっさとケージに入り、車での移動もなんのその。チェックインのあと1時間くらい、台車に乗せられたままチェックインカウンターの前にほったらかしにされていたのですが、不安そうな顔はしていたもののずっとおとなしくしていて、私が出国審査に向かう時だけ少し甘えた声で鳴きました。到着の時は私のところに来るまで、かなり鳴いていましたが、性格から考えると道中はあきらめた様子でおとなしくしていたのではないかと思います。その後、時差ボケと思われる行動は特に見られませんでした。

日本出国・ドイツ入国時の検疫に関して

<ドイツ入国のために>
最初に大使館領事部に電話して、「犬猫の輸入および通過運送の為の獣医による予防接種証明」の用紙を送ってもらいました。(要返信用切手)これに獣医さんのところで、英文か独文にて記入してもらいます(作成料2000円くらい)が、獣医さんにとって慣れない作業なので、念のため用紙は予備をコピーしておいたほうがいいです。(大使館もコピーして使っているものなので問題ないそうです)狂犬病予防接種さえ済んでいれば、他の予防接種はしてなくても入国できます。この他に、「犬の輸出検疫証明書」が必要です。実際入国した時は、これら2種類の書類は見せることすらしませんでしたが。

<日本出国のために>
平成12年1月から検疫の一部改正があったので、検疫所のHPと電話で確認しました。乗る飛行機が決まったら、その航空会社のターミナル(全日空は第2ターミナル)の検疫所に連絡するように言われたので、再び電話したら検疫所に行く時間や場所を説明してくれました。当日スムーズにいけるように、2月に空港に迎えに行く用があった時に下見をしておきました。

輸送ケージをのせるカートは、第2ターミナルには前方が倒せるタイプのものもありました。成田空港第2ターミナルの検疫事務所は3F中央のスタッフオンリーのエリアへ行くドアから入ってエレベーターで6Fに上がって少し歩いたところにあります。ちょっとわかりづらいし、ドアを開けてカートを押すことを考えると、見送りの人に付いてきてもらった方が楽です。

検疫の際、狂犬病予防注射済証や獣医師の健康診断書はなくても輸出検疫証明書は発行してくれます(つまり出国は可能)が、ドイツ入国のためには狂犬病予防接種は必要なので、獣医さんに記入してもらったドイツの「犬猫の輸入および通過運送の為の獣医による予防接種証明」を提示して記入してもらいました。もちろん旅行などで、日本での狂犬病ワクチンの有効期間中に帰国する場合は、ワクチン接種年月日が記載されている日本の輸出検疫証明書は、日本帰国時に狂犬病予防注射証明書の代わりとなるので、やはり狂犬病予防注射済証は必要ですね。

検疫は、きつねのボタンさんのHP中の輸出検疫手順通りに行なわれて(健康チェックはケージにはいったまま行なわれて、とっても簡単でした)、「犬の輸出検疫証明書」が無事発行されました。

渡独にあたって準備したことや、ドイツでの暮らし

転勤でドイツに引っ越す事になったとき、20Kg以上もある犬を海外に連れて行くことなど考えもしませんでしたが、日本で里親をさがしているうちに、ドイツに犬を連れて行くこと、ドイツで犬を飼える家を借りることがそんなに大変なことではないとわかり、飼い始めて1年もたっていなかった犬は、私たちとともに渡独することになりました。

大使館、獣医さん、航空会社、検疫所ともスムーズに連絡がとれましたので、渡航準備は比較的簡単だったし、ドイツでの新居も犬が飼えるところを会社がさがしてくれました。

しかし、通っていたしつけ教室の方に、ウチの犬はこのままドイツに行くと私が苦労すると言われ、プライベートレッスンを週2回してもらうことになりました。引越しの準備で忙しい中、犬のしつけもしなければならないことは渡航準備よりずっと大変でした。

いよいよ、ドイツでの生活が始まり、日本で庭で飼われていた犬は室内で暮らすことになりました。ドイツではアパートに住んでいますが、たとえ庭付き一戸建てだとしても、冬とても寒いので外で飼うことはできません。猫と仲が悪いので、エリアを分けて生活しています。室内で暮らすことになっても、1才過ぎているのでいたずらをすることはなく、唯一の心配であったトイレの問題も、最初のうちは1日4回外に連れて行きましたが、今では朝・夕の散歩のときだけですむようになりました。室内で飼うことになって、それまであまり犬に関心がなかった下の子供たちも犬と遊ぶようになりました。

犬に関する決まりごとは州や市によってちがいますが、ドイツに来て自分たちの住民登録をしたとき、犬の登録もいっしょにしました。登録は簡単で、しばらくたつと登録証(日本の鑑札と同じようなもので首輪につけておく)と税金の請求が来ます。口座振替の手続きをすると3ヶ月ごとに引き落とされ、新年になると新しい登録証とその年の税金額が書いてある紙が送られてきます。

ちなみに、デュッセルドルフ市の税金の額は1頭なら1年に240マルク、2頭なら1年に1頭につき300マルク、3頭以上なら1年に1頭につき360マルクと、多く飼うと割高になります。闘犬の場合は税金の額は5倍くらいに上がります。また、闘犬でなくても体重20kg、体高40cmを超える犬は届け出をしなければならず、マイクロチップも要求されるようになりました。ドイツでも子供が闘犬に噛み殺されるといった事件が起こっており、家庭犬であっても大きい犬は危険視されることがあります。

万が一、犬が何かをこわしてしまったり、噛んでしまったときのために、犬保険に入りました。犬の健康保険もあるようですが、これには加入していません。獣医さんにかかる費用は、円換算すると日本より安く(ドイツ人のとっては安くありませんが)、ウチの犬は丈夫でほとんどかかることはないからです

ドイツでは、狂犬病その他の予防注射は義務付けられてはいませんが、病気にかからないとはかぎりませんし、ドイツに来てからも狂犬病と7種混合の予防接種を受けました。日本の予防接種証明書を見せたら、貼ってあったシールで何の予防接種かわかってもらえました。予防接種を受けると黄色い予防接種手帳が交付されます。旅行で近隣の国に連れていくとき、旅行中ペットホテルに預けるとき、また帰国が決まったときにこの黄色い手帳が必要です。

このようにドイツでの犬との生活の基盤ができて、毎日散歩に出かけ、休みの日には遊園地に行ったり、電車で街に出かけたり(犬1匹までタダで乗れます)旅行にも行きました。日本では、散歩としつけ教室くらいしか外出してなかったので、飼い主が慣れていなかったせいもありますが、犬連れ外出は楽しい反面とても疲れました。それは、ウチの犬の服従訓練ができていなかったので、犬との信頼関係がなかったためだとわかりました。

日本で、月3回くらい半年間しつけ教室に通い、引越し前2ヶ月間は週2回プライベートレッスンを受けていたにもかかわらず、私に根気がなかったのでウチの犬はそこそこのしつけしか身についていなかったのです。つまり、リードをつけた状態でスワレ、フセ、マテ、コイなどをすることはできたし、むやみにほえることもなく、留守番もできましたが、河原ではなしてやるとウサギを追いかけたり、畑の中を走りまわったりしてまったく呼びがききませんし、近づいてくる犬や人に時として攻撃的な態度をとるので、飼い主はいつも緊張しまくり、ハラハラしどおしでした。しつけ教室では、「犬を信頼するけれど、信用してはいけない」と言われましたが、私はウチの犬を信頼することができなかったし、犬のほうもそんな私を信頼していなかったと思います。

私は安心して犬と出かけたいし、犬には信頼できるリーダーが必要だと思ったので、私と犬は犬の学校に通い始めました。徹底したカリキュラムと設備のもと、週に30分〜1時間のトレーニングと毎日15分×2回の復習を3ヶ月続けた現在、ノーリードで歩き、呼べば戻るようになりました。完全に訓練が入ったと認められれば(テストがあります)卒業です。春になったら犬天国ドイツをさらに実感することでしょう。

私の体験したことを思いつくままに書いてきましたが、ドイツでの犬の生活や人々の犬に対する考え方は「ドイツの犬はなぜ幸せか」という本を読むと、わかっていただけると思います。同じドイツでも住んでいる場所はちがうし、うちはドイツ人とほとんど交流できない(ドイツ語話せない)ので、私が知らなかったことが書いてあって勉強になりました。もちろん共感する部分もたくさんありました。おすすめの1冊です。

愛犬について
犬のサイズと犬種
中型犬(MIX)
渡航当時 21Kg
帰国時の年齢
1歳4ヶ月
滞在国と時期
滞在国
ドイツ(デュッセルドルフ)
渡航時期
2000年4月1日
渡航経路
航路
茨城→成田空港→フランクフルト経由→デュッセルドルフ空港→デュッセルドルフ
航空会社
全日空(成田→フランクフルト)
ルフトハンザ航空( フランクフルト→デュッセルドルフ)
輸送費用
成田→デュッセルドルフ間はその時のレートで約5600円/Kg
犬+ケージで34Kgくらいだったので、約19万円 クレジットカードで払いました。
輸送形態
バゲッジ(スーツケースなどとともに預けました)

 

<まおさんの愛犬>
ライン川で水遊びをするのが好きですが、泳げませんU^ェ^U

おわり
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 CONTENTS @THIS TOPIC
  実体験レポート
    1.DIDI さん(フランス)
    2.DH-MANI さん(ハワイ)
    3.あいしゃ さん(レバノン)
    4.リッキーまま さん(USAと香港) 
    5.ミユリンさん(ドイツ)
  現在のページ   6.まおさん(ドイツ)
 
  7.miyabobさん(USA)
    8.ヘラルドの父さん(USA渡米編)
    9.ヘラルドの父さん(USA現地編)
    10.ぴろりんさんご夫妻(英国PETS)
    11.CHOCOさん(中国)
 
  12.ももママさん(ニュージーランド)
    13.Sophieさん(シンガポール)
    14.MOTOMIさん(フィンランド)
  番外.きつねのボタン(イタリア)

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