車内のどこか1カ所に、犬の居場所を決めましょう。
運転を邪魔しない場所(しつけも大切)、安全で、安定した体勢で居られる場所がポイントです。使い慣れている敷物やおもちゃを載せて置くと落ち着ける空間になると思います。
車種や家族の数によって、いろいろなパターンが考えられます。
私の場合は、運転者である自分と愛犬だけで移動することが多いため、基本的にリアシート全体を犬エリアとし、犬用のシートベルトを使って犬の安全と居場所の確保を図っています。
もし条件が許すならば、トラベルケンネル(輸送ケージ)なりペットケージなりを車に載せると良いと思います。
理由は、
- 運転中の安全:人間や荷物と犬エリアの住み分け。運転に集中できる。
- 乗り降り時の安全:ドアを開けた途端の飛び出し事故防止。
- 急ブレーキ・事故時の安全:車外に放り出されるのを防ぐシートベルトの役割。 他の荷物から犬を守る。
- 限られた空間なので、立ったりウロウロしたりせず酔いにくい。
- 後述の「泊まりの旅」の際の犬舎代わりになる 等々。
ステーションワゴンやRV車、ワンボックスタイプの車の場合は、ラゲッジルームをネットや間仕切りで区切って犬のエリアを作る方法もあります。
ごく特殊ケースですが...
私の前の愛車(18年前のジムニー幌タイプ:自衛隊ジープのような車?をご想像下さい)では、ラゲッジルームをタイヤハウスの高さで全面板張りにし、その上にペットケージをロープで固定、板張りの下は荷物用エリアとして使用していました。
車体が布製の幌であることから、ラゲッジルームを仕切るだけではちょっとしたことで簡単に犬が車外に放り出されてしまうためこのようにしました。余談ですが、このタイプの車は、夏場でも車内温度がせいぜい気温程度にしか上がらず、犬を置いておくには意外と便利です。空調が効かなかったり雨が降り込んだり貴重品を置いておけない等々その他の条件は最悪なので、全員にはお勧めしませんが...その方面の車のお好きな方はどうぞ(?!)。
クルマで行こう - Table of Contents
01. 犬の居場所 |
02. 車の乗り降り |
03. お留守番のおまじない |
04. パーキングテクニック |
05. 長距離移動時のトイレ・テクニック |
06. クルマの常備品 |