スノーハイキングに適した道具

post on 2010-01-23

雪の野山に分け入っていくのに適し、ハイキングを軽快に楽しくしてくれる道具について、足周りを中心にご紹介したいと思います。

ノルディックタイプと総称されるXCスキーやテレマークスキーのグループが、ゲレンデで使うアルペンスキーとどこが異なるかについて、一口でいうならば、ヒールフリーで、幅狭の板、ブーツ、ビンディング共軽量であるという点です。ヒールフリーとは、ビンディングの構造が、つま先だけを固定し、かかとは自由に上下できるようになっているという意味です。かかとが上がって、道具が軽い...このため登りや歩きがとても楽です。(レース用や滑降性能重視のテレマークスキーに関しては軽量とは言い難いものもありますが、テーマから離れるので今回の話からは外します)

以下、道具の特徴と得意なエリアについて簡単に説明したいと思います。

なお、説明の便宜上、得意なエリアと目的に応じて「XCスキー」「テレマークスキー」を振り分けていますが、あくまで板の持つ機能上の傾向として分けただけです。ショップで探せばテレマーク的なXCスキーの板、XC的なテレマークの板も存在し、両者の間に明確な境界は引けないと思います。板購入の際も、行きたい場所優先で選択すべきで、板に付けられたジャンル名に惑わされないことが大事です。

また、滑降が苦手とされるエッジ無しのXCスキーの板ですが、プルークボーゲンやテレマークターンを確実に習得することで、入れるエリアは広がります。

XC,テレマーク:道具の特徴と得意なエリア

ツァー用のXCスキー
ノルディックタイプの特徴であるヒールフリーにくわえて、裏にステップ(ウロコ状の刻み)がついている(ノーワックスタイプ)ため、シールやワックス無しでも上り下りがこなせる。アルペンスキーの板よりかなり細めで軽量。 エッジは通常つかないが、ツァー用の中にはエッジ付きもある。
得意エリアは、Up・Downの緩やかな山すそや雪の森。のんびりハイキング派に。
テレマークスキー (ツァー用)
XCスキー同様ヒールフリーだが、より幅広でエッジを備え、滑降性能が高い。ターン技術を習得すれば、XCスキーのエリアから山スキーのエリアまで幅広く使える。
板はステップありのXCスキーに近いものから、ステップ無しの滑降性能重視のものまであるので、行く場所(ダ~ッと登ってダ~ッと降りるコースなのか、適度にUp・Downの繰り返すコースなのか)により使い分けたい。 ステップ無しタイプは、登りの時はシールと呼ばれるエチケットブラシ状のものを滑走面に貼って使う。
得意エリアは、登り・下りがハッキリしている山、雪上キャンプ等荷物が多めの場合など。山スキーに比べエッジ・コントロールにコツが要るので、カリカリのアイスバーンは苦手。逆に深雪や新雪が楽しい。滑降を楽しみたい派に。

繰り返しになりますが、一口にXCスキー、テレマークスキーと言っても、前述したように歩く・走る、登る、滑降するといった様々な機能を持つ故に、どの機能を重視するか、ハイキングやツァー用途か、レース用途かで、道具に広い幅があります(XCスキーはむしろオリンピックやワールドカップでのレースの方が知名度が高いですよね)。 例えばテレマークスキーの中には、深雪用のものすごく幅広な板や、滑降性能を追求した結果、ヒールフリーである点を除いてアルペンスキーと変わらないようなものもあります。

そのため、初めて道具を選ぶ場合は、ツァー経験のある友人に一緒に行って貰うか、お店の人に「どういうエリアに行ってどんな遊び方をしたいか」を説明してアドバイスを受けることをお勧めします。 スキー・ハイキングの盛んなエリアでは、道具をレンタルできる所もありますので、何回かレンタルしてみてから決めるのも良い方法だと思います。