1998/04/21-25 尾瀬スキー(御池~燧ヶ岳、大杉岳、燧裏林道、会津駒)

on 1998-04-21 | Tags: 福島, 雪山

私達にとっては久しぶりのテレマーク・スキー・ツァー、Amieにとってはデビュー戦である。

尾瀬の福島側:御池から燧ヶ岳を目指す。 尾瀬はまだまだ冬山状態で、GW間際にやっと御池まで車が入れるようになる。 でも、今年は暖かいので例年よりは雪も少な目のようで、下の方の南斜面は藪が顔を出しかけている。

燧ヶ岳の登りは結構つらい。
私達はスキーにシール(滑り止め)を貼って登る、ゼイゼイゼイ...。 Amieは天然物の4足アイゼン付き、ひょいひょい登る、とっとと登っては、上から「早く来いよぅ」とばかりに私達を待っている。

ゆっくり3時間かけて熊代田代まで登り、そこで早めの昼食。 飲んだくれの2人は例によって缶ビールを空け、それを放ってはAmieに取りに行かせて遊んだ。
ここから山頂まではまだ1時間ほど30度近い急勾配が続く。 月齢4ヶ月に満たないAmieに無理はさせられないので、私とAmieはここでお昼寝タイムにすることにして、おん君だけ大荷物をデポして山頂の大斜面の滑降を楽しみに出かけた。

この日はぽかぽか陽気で、雪の上でのお昼寝は最高であった。 アルコールが入って気持ちもフワ~、湯たんぽ代わり?のAmieを抱いて、おん君の帰りを待ちながら1人+1匹はしばしバク睡。

2時間半程して昼寝にも飽きてきた頃、おん君が戻ってきた。 他のパーティーのおじさん達も前後してぽつぽつと降りてくる。 そろそろ、下山の時間だ。

小休止後、御池を目指して下り(滑り)に入った。 Amieは転がるようについてくる。 暖冬で木の根元が早くも大きくえぐれ出しているために、滑りに手間取る私達よりも速いくらいだ。 Good!Good、Amieその調子!

....と思っていたら、35度位ある急斜面にさしかかったところで「クン・クゥ~ン」と鳴いて急に立ち往生している。 どうやら見下ろす急斜面が怖くて降りられなくなったらしい。 リードを付けて引っ張ろうが、「ガンバレAmie」と励まそうが、「行っちゃうよ~バイバイ」と置いてきぼりにしようが、頑として足を踏ん張って進まない。

普段どこでも登り降りしていたAmieなので、こちらも予想外の展開に弱った。 時間は午後3時近く。 まだ先はあるので早く降りないとどんどん気温も下がるだろうし、暗くなっても来るだろう。 「犬が降りられずにビバーク」という想像が頭をよぎる...エ~ッ!!、そんなのあり~?!やだよ格好悪い。

しばらく粘った挙げ句、結局独りでは降りられなさそうだと判断した。 担ぐしか仕方ない。 でも、木立が込んでいる急斜面、リュックも結構重いのに、さらに15KgあるAmieを担いでスキーで降りる自信は私にもない。

で、スキーを外し、リュックを置いてAmieを担ぎ降ろすことにした。 雪もフカフカなので、滑落して怪我をするような心配はないけれど、木の根元がえぐれているので転ぶと落ち込みそうで結構怖い。 おん君には急斜面の下側に待機して貰い、そろそろ降りる。 数10m降りると、Amieにも降りられそうな斜度になった。

Amieはさっさと駆け下りて、下で待っているおん君に「おとうしゃ~ん、怖かったよぅ」とばかりに飛びついて腕の中で甘えている。 なんてヤツ。(-.-#)
しかも、私が苦労して担ぎ降ろしたのに、オイシイ所はおん君に持っていかれてしまった。 私はそれからスキーとリュックの回収に、もう一度その斜面を登り返し、また降りて、倍疲れた(ふぅ~)。

「テレマーク犬修行中の分際でこんな意気地のないことでどうする!もう絶対に容赦しない!」とばかり、これ以降はガンガン滑り降りたら、次第にAmieも慣れてきたのか、「クンクン」躊躇することはあっても最終的には「えいやっ」とばかりに降りてこられるようになった。

結局この日以来、大抵の斜面は大丈夫になり、「クンクン」からも卒業したが、後になって思えば、年端もいかない子犬相手に無茶をやったもんだ。

翌22日は、燧ヶ岳のお隣の大杉岳に登った。 こちらは斜面も緩く、半日コースで、滑降を楽しむと言うよりはXCハイキング向き。

子供用のおもちゃのスコップを持っていたので雪合戦や雪の穴を作ってAmieと遊んだ。 「取ってこい」と雪玉を投げてやると、Amieは一生懸命追いかけるのだが、落下地点にはもう砕けて雪面の一部になった雪がばらけているだけなので、「アレッ、どこどこ?」と捜し回る姿がかわいかった。

23日は天気が下り坂。 燧ヶ岳裏林道をスキーハイキングをした。

こちらも暖冬のためか、雪の下から所々湿原が顔を出し、下の方では水芭蕉も見られる程で、水が多くて通れない場所もあった。 でも、ちょっと上がれば広い広い雪原(夏は湿原地帯)。 滑ったり、昼寝をしたりしながら過ごした。

翌日からは天気が悪く、会津駒ヶ岳の登山道のさわりだけ、長靴でお散歩。 滝へ行く道があるというので見に行った。 あとは、檜枝岐の村の中をお散歩。

せっかく休みを取ってスキーに来たというのに、予想以上に雪解けは早いし天気はいっこうに回復しそうにないので予定を切り上げて家に戻ることにした。

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