1998/05/21-05/28 北軽井沢ハイキングとAmie親子の対面(小浅間山、湯の平、前橋)

on 1998-05-21 | Tags: ハイキング, 宿泊, 群馬, 車, 長野

サラリーマンにとってこの時期の休日は多くない。 楽しかったゴールデンウィークが終わったら夏休みまでは、日本が一番美しいこの季節を横目に、馬のように働くのが宿命だ。
でも今年の私は失業者...お金は無いが暇はある、こんなチャンスはまたと無い、という訳で、Amieと1人+1匹で出かけることにした。 なにぶん資金に乏しいので、知り合いの山荘泊まりと、最初の2~3日はボロい愛車で野宿を決め込み、車にシュラフを詰め込んで出発した。

のんきに夕方にさしかかってから出かけたのに加え、途中で見つけた公園でAmieの散歩&遊んだりしているうち、前橋の手前の町で夜中になった。 適当なコンビニを見つけて、駐車場の隅っこに車を停めて仮眠する。

私の愛車というのは18年落ちのジムニーである。 空調無し、幌タイプなので夏は完全暖房・冬は完全冷房である。 車幅1.4m程の軽四。 荷台はAmieのケージと若干の荷物だけでいっぱいなので、運転席と助手席に横になって寝る。 リクライニングシートすらない上、マニュアル車なのでベンチシートなんていうしゃれたものであるはずもない。 狭くてさすがにチビの私でも初日は足が凝ってよく眠れなかった。 一方のAmieはケージの中でのびのび寝息を立てている-なんだか、この車は「Amie様」のためにあるようなものだ、お抱え運転手(=私)ごときは、シュラフで蓑虫になって運転席で丸くなるのである。

明けて22日、碓氷バイパス経由で軽井沢町に入る。 矢ヶ崎公園で朝の散歩とコンビニ弁当の朝食。

お昼前、峰の茶屋から小浅間山登山、コースタイム的には往復1時間半ほどのちょっとした登山なのだが、5月としては異例の暑さと、太陽で焼けた火山性のガレ場の登りで、持っていったペットボトルの水1リットルは、私とAmieで山頂にたどり着くまでに飲み尽くされた。

その後、北軽井沢の浅間牧場に移動して、牧場を散歩。

どこから見つけてきたのかAmieは大きな骨を見つけだしてきた。 衛生的でないので取り上げようとしたら、自分の戦利品を取られてなるものかと警戒して、ある程度まで近づくとスっと逃げる。 ムム、反抗期。
無理矢理取り上げて見ると、やはり骨のようである、しかも相当太い。 草むらから拾い出していたから、牧場内でのたれ死にした牛?、キツネ...にしては太いし、まさか人骨??(ヒェッ)。

骨を返却してやると、Amieは今度はわざわざ牧場の柵の手前で、牛達に盛大に吠えたてて注意を引きつけてから、目の前でさも美味しそうに骨を囓りだした。 自分たちと同じ黒っぽい、でも子牛とはなんだか違うおかしなチビが、よっぽど牛の興味を引いたと見えて、見える範囲にいた牛が全て柵越しに集まってきた。 数えてみたら9頭の牛に囲まれている。

普段、他の犬に対してあれ程臆病で、初めて大人のラブやゴールデンから歓迎を受けた時なんて、お腹に付くほどしっぽを巻いて逃げ回っていたくせに、Amieったらあんな大きな牛に取り囲まれて「ふん」っていう感じで骨を囓り続けている。 どういう神経してるんだろーわかんないなぁ?!

私に近づかない努力までして、後生大事にくわえていた骨なのに...。

帰りがけ、駐車場前のお土産屋さんの店頭でのこと、店先で飼われていた(売り物?)ミニ・うさぎ達が猛獣Amieに驚いて一斉にカゴから飛び出した。 今度はその勢いに仰天したAmie-思わず骨をポロリ、この事件ですっかり骨のことは吹っ飛んでしまったらしく、そのまま落とした骨に気付きもせずに車上の犬となったのだった。 (Amieのおバカさん(^_^;)

この日は六里ヶ原といって、浅間山の鬼押し出しの近くにある荒野?のパーキングで寝ることにした。 雄大な浅間山と眼下に広がる森、暮れてゆく夕日の(朝日も)美しいところである。

05/23 野宿も2日目に入ってちょっとは工夫し、運転席や助手席の足下に荷物を押し込んでフラットにしたので、昨晩はずいぶん快適に眠れた。 北軽井沢は長年慣れ親しんだ場所だし、この調子ならもう何泊か野宿でも大丈夫と思っていたら、朝になって山荘を使っても良いとのメールが入っていて、天気が下り坂だったので正直言ってちょっとホッとした。

屋根のあるところに寝場所を確保したところで、前橋にいるAmieのブリーダーと母親犬に会いに行くことにした。

2日間、野宿でお風呂にも入れなかったので、途中、軽井沢の星野温泉に入って行く。 リュックに4リットルの特大ペットボトルを忍ばせて温泉を汲んで戻り、駐車場でこれまた埃まみれのAmieを拭いてやる。 Amieにとっては、2月に我が家に引き取られて以来の久方ぶりの実家帰りなので、せめて小ぎれいにしてやろうというワタクシのありがたい配慮なのである。

ところが会わせてビックリ、母娘共お互いに「コイツどこの犬じゃぁ」っていう感じ。 しかも母親犬にとって、Amieはテリトリーの侵入者ということで、柵越しにガウガウやられていた。 3ヶ月離れて暮らすと、既に他人(犬)なんだー。 涙の再会は無理としても、お互いのどこか懐かしい匂いを確かめあう静かな再会場面を密かに期待していた私は、見事に裏切られた。

さて、滞在中のAmieの居場所であるが、なにぶん自分の家ではないので、昼間は山荘内だが、夜は引き続き車のケージで寝させた。 普段から、夜は室内ケージで寝させていたので割と平気らしく、9時頃「寝るよ~」と声をかけると、庭先でおシッコを済ませて素直にケージに納まってくれた。 (余談:この当時月齢5ヶ月。その後、夏に再びここを訪れた時も同じパターンだったのに、その頃には、普段私の部屋の床で寝る習慣になっていたためか、月齢7ヶ月にもなるというのに初日は少し夜泣きをした。)

05/24、Amieの同胎犬が北軽井在住の人の所に居るというブリーダーの情報に、今度は兄弟犬に会いに出かけた。 雄雌の差なのか、生まれた時から一番チビだったからか、Amieの方が一回り小さいけど、さすが兄弟顔つき・体つき共よく似てる~。 今度は家の外でもあったしお互い子犬同士なので円満な顔会わせとなった。

数日間は、天気も悪くて北軽井沢の山荘でうだうだして過ぎた。 でも毎日暇に任せて別荘の立ち並ぶ森の中を歩くので、散歩の量は普段よりもぐっと増えた。

05/27、やっと好天に恵まれて小諸の近くの湯の平へ出かけることにした。 浅間山荘という国民宿舎まで車で上り、そこから往復4時間の登山である。 途中滝あり、硫黄臭立ちこめる谷ありの楽しいコース。

ここより先は浅間山の火山に近いため立入禁止という所が一応登山道の終点で、そこは山あいに開けた落葉松の疎林になっている。 私は持ってきたおにぎり、Amieはドッグフードでお弁当にする。

ふとAmieの目元に目をやるとなんだか赤っぽいゴマ粒が付いている...すわっ、これが噂に聞くダニっていうやつかっ。 そういえば登りで藪に何度も首を突っ込んで遊んでいたっけ、以前つけてやったフロントラインの効果も切れている頃だ。 数日前会いに行った兄弟犬の飼い主さんから、ダニの怖さ(ヘタに取ると半年位跡が残る)を聞かされていたダニ初心者の私はすっかりビビリが入り、早々に下山して(国民宿舎の温泉はしっかり入って帰ったけど)北軽井沢の動物病院に連れ込んだ。 獣医さんは、「この辺の笹ダニはしつこいんだよ」と笑って取ってくれた。 ダニの取り方を教わり、ついでにフロントラインも投与して貰って山荘に帰宅。 やれやれ。

05/28、再び前橋のブリーダー宅におじゃまし、今度はそこからほど近いところに住むAmieの父親犬に会ってから1週間ぶりに帰宅することにした。 まだ妙齢?の母親犬と違って、年齢的にはオヤジ。 でもフィールド系ばりばりの良い犬である。

飼い主さんはあいにく仕事で不在。 飼い主のお父上にあたるおじいさんが庭先にいらしたので、犬を見せて貰ってから、その大邸宅にあるおじいさんご自慢の庭木の数々を鑑賞会。 Amieはといえば、庭木にやる水をペロペロしてみたり、見事な芝生を遠慮もなく歩き回り、父親犬にはやっぱり侵入者扱いを受けて吠えられていた(不幸なAmie。でも父親犬こそ自分の子かどうかなんて認識を持ちようがないので仕方ないか)。

帰りは行きと同じR50号を水戸を目指して走る。 途中でAmieに散歩とおシッコ休憩をさせるナイスな公園はしっかりチェックが入っているし、小山ではR50号に面してペットプラネットという名前の大きなペットセンターがあって、犬連れOKなのでAmieと立ち寄る楽しみもある。

結論: 最初の2~3日は狭い車内での野宿で大変だったり(私だけ)、ダニ事件などいろいろあったが、なんだかんだ言ってもAmieと2人(1人+1匹)で結構楽しい一週間であった。

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