1999/01/23 ベルガモ小旅行(Amie初めての鉄道・バス・フニクリフニクラ)

on 1999-01-23 | Tags: イタリア, タクシー, バス, 登山電車, 街歩き, 鉄道

私の通う学校の課外学習の一環で、ベルガモへの小旅行という企画があった。

行きたい!でもAmieを1日中アパートに置いて行くわけには行かない-犬連れでも参加可能かどうか問い合わせていたところ、校長先生が引率の先生と相談の上「犬も一緒に参加してよい」と言ってくださった。

前日、行きつけのペットショップに出かけて、電車に乗るための必需品=口輪を購入する。 サイズを合わせるためにAmieにつけて見るのだが、最初嫌がって逃げ回っている。 ショップの人は慣れたもので、口輪をつける度にビスケットをAmieに与えたところ、3回目にはAmieは口輪をつける=ビスケットと学習したらしく、言われもしないのにちゃっかりショップの人の前できちんとお座りしている。 まったく、食べ物のためなら木にも登るとはAmieのことだ。

実は先週末、ミラノ近郊のパヴィアという町へ出かけようとした初っぱなに、ミラノ市内のメトロの改札で、「抱けないサイズのデカイ犬は駄目!」と乗車拒否され挫折しているので、今回のベルガモ行きでも、アパートから集合場所である中央駅までは、市の公共機関以外でたどり着かねばならない。距離にして約6Km。 往復タクシーを使うのは留学生には高すぎる。 ミラノ着はたぶん夜になるので帰りにタクシーを使うことにして、行きは歩いて中央駅まで行くことにした。

朝6時半アパート出発、途中スフォルツァ城(まだ薄暗い中に浮かび上がるスフォルツァ城ってとてもきれい!)を横切って近道。 夜明け前で、清掃車が歩道と車道を掃除している。 (あの清掃車のおかげで、犬の排泄物が「とりあえず堆積はしない」で済んでいるのね~っと感謝して写真をパチリ)。 結局予定より早めの8時前には駅に到着して30分ほど周辺を散歩する。

8時半、学校のメンバーが集合して出欠確認。 学生の後に「Il cane?(わんこはー?)」とAmieの出欠確認もあったので、私が代わりに「Ecco!」と代返しておいた。

電車が30分程遅れるため、中央駅構内のバルでお茶にする。 実はAmie連れでバルに入るのは初めてだ。 バルの中は、列車の出発待ちの人たちで動きが速い。 Amieは、人が多いのに加え、彼らに次々と頭を撫でてもらってきょろきょろしている。

電車に乗り込む。 Amieはボックス席の間にフセをさせる。 ボックス席間は日本のローカル線のボックス席程度で、Amie(28Kgのラブラドール)が方向転換するだけの幅がない、お尻からバックで入らせた。 他に人が居たらその人は足を縮めないといけないのでAmieは通路かもしれない。 幸い乗客は多くなかったので、私とAmieで1ボックス独占でき、口輪も、車掌が改札で廻ってきた時に一応着用しておいただけで済んだ。

1時間弱でベルガモ着。 駅前からバスに乗り込む。 ミラノでは駄目と言われていたので乗れるのかどうか心配だったが、先生に促されて乗り込む。 運転手に口輪を着用するよう指示され、着用。 少なくともベルガモでは乗車すること自体は問題ないらしい。

カッラーラ・アカデミア絵画館を見学。 犬も入れるかと聞くと、受付のシニョーラが、「犬は館内には入れないが、他人に連れて行かれぬようココに繋いで置け」と言って、敷地内の鉄柵の内側に案内してくれた。

たっぷり2時間弱かけて館内を見学して戻ると、Amieは案外大人しく留守番していた模様。 でも、ずーっと私が出ていった方向を見つめて待っていたらしい、けなげな様子にちょっと胸を打たれる。

その後、みんなでぞろぞろと旧市街へ上がり、街中のピッツェリアで食事を取ることになる。 犬も店内に入って良いという事なので今度はAmieも一緒。 Amie席については、中庭に繋ぐか、テーブル下に居させるかどちらがいいかをcameriere(ウェイター)に聞かれたので、足元に居させる方を選ぶ。 Amieはおやつで釣れば簡単に「犬さらい」にさらわれかねない位のどうしようもない食いしん坊なんだけれど、人間の食事との区別をつけることと、人間の食事中はテーブル下に居させることだけは日頃滑稽なくらい徹底していたので、初めてのレストランでも比較的安心して連れて入れた(ちょっとはドキドキした)。 昼食もいろいろ話が弾んでまた2時間位。 Amieはというと、する事もなくてテーブルの下で眠りこけていた。

昼食が済んで早3時過ぎ。 P.ZA VECCHIAを中心に各所を見て回る。 みんながP.ZA MASCHERONIの自然博物館を見学中、私とAmieでPIAZZA周辺を散歩することにした。 石畳の道が続いて、この時間になると寒さが足元からじわっとしみてくる。 ちょっと風邪気味のAmie、大丈夫かなぁ...?

夕方に入って散歩をする市民がたくさん。 連れられている犬もたくさん。

ミラノより多いんじゃないかという位犬が多く、しかも半分以上ノーリード。 ミラノでこういう風景には慣れたので特に驚かなかった私も、ノーリードのビッグ・デンを連れた4人組がバルの前に居るのを見てさすがにたまらず声をかけた。 ビッグ・デンは筑波のわんわん動物園で柵越しに見て「なんてデカイ犬だ(だってチビの私の肩ほどもあるんだもの)」と感心したのと、一度かかりつけの動物病院で5ヶ月の子犬(それでもAmieより大きかった)に会った位しかない。

ミーハーな私はさっそく犬に触らせて貰い、写真を取らせて貰い、「Amieはジャポネーゼだ」とかなんとか自分の犬の紹介をして、彼らとしばらくおしゃべり。 イタリアではグレート・デンのことをALANOと呼ぶことを彼らに教えて貰った(ALANOって炉端犬っていう意味じゃないかナ?!)。 飼い主さんによるとビッグ・デンは(あんなにデカクて怖そうに見えるのに)「大人しくて子供の相手にはぴったり」なんだそうな。 ふぅーん。

暗くなる頃にはますますお散歩の犬(人も)が増えてきて、犬同士お互いのご挨拶も忙しくなってくる。 そろそろ私達も帰途につくことになった。

帰りは、旧市街からフニクリフニクラの登山電車で下へ降りることになる。 みんな大方乗り込んで最後に私達が乗ろうとしたところ、改札でその犬は「TROPPO GRANDE(=デカ過ぎる)」だから乗れないと言われる。 抱けないサイズの犬は規則上は駄目らしい。 先生が、この犬ははるばる日本から来ているし、みんな一緒に降りないと困るからとかなんとか言って交渉してくれて、最終的には「PREGO!(どうぞ!)」と言って貰えた。
(イタリア人って規則一点張りじゃないところが好き(*⌒∇⌒*) 

きれいな夜景を眺めつつ登山電車で下まで降りて、駅までは再びバス。 結構混んでいたのに、こちらは何とも言われなかった。 乗客の方もも嫌な顔一つせずに、かえって降り際に、出口近くにいるAmieの頭を撫でたり、Amieのしっぽを踏まないように気をつけてくれたりしてくれてありがたい。

ベルガモからミラノへは再び鉄道利用。 Amieも朝早くから歩き疲れたのかボックス席の隙間の床でぐっすり眠っていた。 ミラノに着くまでに車掌が1回廻ってきたが、特に何も言われなかった(あるいは、Amieがぐっすり眠っていて床のカーペット状態になっていたので気が付かなかった?)ので、帰りは口輪も着けず仕舞いだった。

ミラノ中央駅で解散となって、タクシーを拾う。 最初の1台には犬連れ不可で断られて、次に来たタクシーでOKとなった。 いつもの通り、Amieはステーションワゴンタイプのそのタクシーの一番後ろ(ラゲッジルーム。歩き疲れたのか載せて走り出して500mでとっとと寝入ってしまった。 タクシーの運転手は、「犬を載せるのが好きなんだ」と自分で言う位の犬好きさんで、Amieの乗り降りの時もとても親切にしてくれた。 彼のおかげで、楽しかった小旅行の最後を気持ち良く締めくくることができた。 GRAZIE!

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