1999/02/09-10 雪のベネツィア2日間(ベニスのカーニバル)

on 1999-02-09 | Tags: イタリア, タクシー, 宿泊, 船, 街歩き, 鉄道

休めぬ仕事を無理矢理休んで、おん君がはるばる日本から遊びに来た。
目的はベネツィアのカーニバル、これに私が勝手にミラノでのサッカー観戦というオプションツァー(?)を組んだ。 私はR.バッジオのプレー:自らゴールも良いけど、何よりアシストの時が素晴らしいって思うの-が観たくてわざわざ冬のミラノを留学先に選んだくらいだから、ナカタのペルージャではなくて、インテルの試合。 (ちなみに試合中、犬はアパートで留守番でした 。)

日曜の試合はインテルの大勝ちで、火水曜日は気分良くベネツィアへ出かけることになった。 朝6時過ぎにアパートを出て、タクシーでミラノ中央駅へ。 運良く近所のタクシー乗り場で待っていたタクシーが犬OKで、予定よりも早めに中央駅に着いた。

往復のチケット購入。 今回はIC(日本の特急)の2等利用、ミラノ→ベネツィアを電車で3時間弱の旅である。 行きの電車は7時5分発、6人掛けのコンパートメント、朝早いのにスキー客で途中まではほぼ満席であった。 私達は窓寄りの席に2人向かい合って座り、Amieはその間でいつものように(朝っぱらから)お昼寝。 特に混んでいるときにチョロチョロされるとかえってこまるのでそっとしておく。 たまにAmieが頭を上げると、隣の青年が撫でてくれた。

10時前にはベネツィアに到着して、まずはヴァポレットに乗ってサンマルコ広場近くにあるホテルに荷物を置きに行くことにして、駅前でチケット購入。 しかし他の町のような犬用チケットは無いらしい。 3人用のファミリー券というのを買えと言われた。 24H乗り降りフリータイプのファミリー券を買ってはみたが、うーん、人間3人用よりは割安になっているけど、犬用にしては、お高い印象。 翌日1回券を買ったときはAmie用に大人1人分のチケットが要だったし、ベニス市内の移動に関してAmie分は高く付いた。 口輪はしないといけないのに料金だけ一人前なんてひどいなぁ。

でも、Amieは、次々と周りの風景が変わって行くヴァポレットが気に入ったみたい。 しきりに手すりの間から顔を出して街やすれ違う船、船上で働く人達や積み荷、水面を面白そうに眺めていた。 こうやって色んな所に行って、色んなものを見て...と、犬に経験を積ませてもなんにもならないんだろうけれど、もし、犬にも犬同士、自分の経験を語って文化の継承をしたりすることがあるならば、何年かしてAmieがおばあさんになった時、周りを囲む若い犬達を前に、今日見たものをどんな風に語るだろう?!

ホテルでチェックイン。 このホテルだけは日本から予約してあった。 「カーニバル期間中はホテルがなかなか取れませんよ、まして犬連れでしょう」と人から忠告されたからである。 カーニバル期間中は宿泊料金が通常期の3倍になると言われていたのに、ツィン、朝食付きで1万3000円を切って、犬も泊まり、なかなか小綺麗で、しかもサンマルコ広場が目の前で便利だったから予約したかいはあったと思う。

日本の旅行代理店からは、「犬が何かしでかしたときは飼い主が責任を持ちます」と英文で一筆書いてサインして持ってこい、というのが予約時の条件だと言われていた。 ずぼらな私は、「英語は苦手だし、言われたらホテルの人に文面を書いて貰ってサインだけしよう」と考えて(と、いうかすっかり忘れて)手ぶらで出かけたが、フロントではクーポン券だけ受け取って犬については何にも言われなくて、結局、誓約書は不要であった。 犬を見て不要と判断したのか、予約時の規則として一応言っただけだったのか、単にフロントが忘れていたのかは不明。

ベネツィアは丁度この日寒気が入り込んで、天気は雨、翌日は雪。 日中も氷点下で、石畳、冷たい湿気と風がなおさら冷え冷えした感じを強めた。 カーニバル期間中とはいえ、天気は悪いし平日だというので、それほど盛り上がっていなくて、私達は、街をぶらついては寒くてやりきれなくなってバルに飛び込むということを何度か繰り返した。 いくつか入った街中のバルはどこも犬連れOK。 昼食は、サンマルコ広場内のCAFFE' AURORAというバルで取ったが、ここも犬OK(ただし、他の客の服を汚さぬよう口輪だけ着けてくれとのことであった)。 夕食を取ったCAMPIELLO GRILLという名のトラットリアも、「犬連れですけどー」というと奥の静かな方に案内してくれて、ごゆっくりと言ってくれる。 犬連れで入れる所の方が多いのは判ってはいても、入る前は「断られるんじゃないか」と思って毎回ドキドキしちゃうのは、私の気が小っちゃいからか、入れないのが普通の日本から来た後遺症か...?!

翌日は、前述の通り雪。 しかも途中からは積もるほどの降りになった。 寒くてさすがのAmieでさえ、立ち止まる度にくんくん啼く。 午前中はイベントも何もないので、ヴァポレットで本島をぐるりと一周して途中気に入ったところで降りて歩くことにした。 船内に入るとAmieが景色を見られないので、しばらく甲板の上に居たが、Amieが真っ白になるほど雪も降るので、かえって気の毒な気がして、船内に連れて入った(Amieは入った途端にスイッチが切れて寝に入った)。

途中降りて、街歩き。 でも、やっぱり寒い、楽しくない!すっかりベネツィアが嫌になった私が、例によって「早めにミラノに帰ろう」と言いだして、1時前のICで戻ることにした。 戻りのICはスイスまで行く便で、座席も綺麗でゆったりしており、空いていて快適であった。 私達は、パニーニとワインで昼間からごきげんで、Amieも座席足元の暖房の側で、ミラノまで寝っぱなしであった。

4時頃ミラノに到着。 ミラノ中央駅からの戻りは、Amieを載せてくれるタクシーがなかなか捕まらなくて、思いの外苦労した。 いつもなら1台断られても次くらいで大抵載せて貰えるタクシーにあたるのに、この日に限って何故か10数台断られ続けた。 結局おん君がまだタクシー乗り場外に控えていたタクシーの所まで聞きに行ってくれて、ようやく捕まったのだ。 いったい、あれは何故だったんだろう?

記事本文おわり

旅のデータ - 1999/02/09-10 雪のベネツィア2日間(ベニスのカーニバル)

電車(ミラノ-ベネツィア間)
乗車区間:MILANO→VENEZIA S.L、IC2等利用
料金:人間=L.68000リラ(特急料金込み)
犬 =L.26000(特急料金は不要)
口輪必要
ヴァポレット(水上バス)
犬用に人間1人分のチケットを買う。口輪必要
料金:24H有効のファミリー券(人間2人+犬1匹)=L.45000
1回券(人、犬とも)=L.6000
ホテル宿泊(Hotel Montecarlo、三ツ星)
所在:SAN MARCO CALLE SPECCHIERI 463, VENICE
Tel. 39-41-5207144
犬料金=なし
日本から旅行代理店経由で予約

(1999-02-10 現在)