1999/02/28 PORTA GENOVA(ミラノ)のアンティーク市

on 1999-02-28 | Tags: イタリア, ミラノ, 公園, 街歩き

学校の友達が、ポルタ・ジェノバのアンティーク市(正式名称は知らない)に一緒に行こうと誘ってくれた。 なんでも毎月末の日曜日にしか開かれない市らしく、3月末に帰国予定の私にとっては今日が最後のチャンスなんだと教えられてちょっと覗いてみる気になった。 Amieも連れて行くつもりで、待ち合わせは現地集合にして貰った。 集合場所はメトロの改札前に朝10時。

相変わらずメトロに乗れない私とAmieは、散歩も兼ねて家を8時過ぎに出た。 ポルタ・ジェノバの駅までは3Km程だからのんびり歩いて1時間弱。 途中にPARCO SOLARIという名の以前一度行ったことがある公園があるので、そこで1時間ほどAmieを遊ばせてから集合場所へ行くつもりである。 Amieと歩いた道を、ミラノ市街地図上に蛍光ペンで塗りつぶすのを楽しみにしている私は、VIA WASHINGTON通り~VIA C.FOPPA通りという通ったことのないルートを行ってみることにした。

VIA WASHIGTON通りはミラノ見本市会場から真っ直ぐ南下している大きな通りで、歩道も広くて歩きやすかった。 通りの名がG.ワシントンなのは、何かU.S.A.と関係があるのかしらん?!同じく、VIA C.FOPPA通りも歩道が広くて歩きやすいし、この辺りの街並みも結構見ていて楽しかった。 もっとも、ただPARCO SOLARIの公園を目指すだけなら、VIA DEZZAという通りを通る方が我が家から近いだけじゃなくて、通りの中央(分離帯にあたるところ)がずっと公園になっているので、犬連れには良いのだけれど...。

目指すPARCO SOLARI公園は、旧市街では広い方に属する公園。 木立の多い結構静かな公園で、こじんまりした池(噴水)や子供用の遊び場もあって、私は気に入っている。 ここは普段から犬連れで散歩する人が多い公園なのだけれど、ちょうど日曜の朝だったからか、着いた頃は犬のサファリパーク状態になっていた。 1人1匹以上連れて歩いている人も多く、かつ、それがイタリア人の習性なのかたいてい飼い主同士3人4人と連れだっておしゃべりしながら歩くので、周りをうろちょろする犬達も(大半の犬は公園内でノーリードなので)5匹6匹がだんごになって犬同士で追いかけっこをしたり、すれ違う他のグループ(例えば私とAmie)の犬に挨拶しに行ったりと賑々しい。

恐がりで社交下手なAmieは、他の犬にお尻の匂いを嗅ぎに来られる度に、しっぽを巻いて、お尻が地面に着くくらいのへっぴり腰になって逃げ回っている。 情けなさそうな顔には「なんでココこんなに犬だらけなのぉ、Amieもう嫌~」と書いてある。 「あんただって犬でしょうがー。 しかも、犬の中ではデカイ方なのよー。 もっと自信持ちなさい」と、その度にAmieに言い聞かせるのだけれど、いっこうに効果なし...きっとAmieは自分自身のことを、チワワくらいのチビッ子サイズの、ずごーくか弱い犬だと認識しているに違いない。 ミラノに来て以来、対人的にはずいぶん慣れたのになぁ、なんで相手が犬だとこうなんだろ?(そうかと思うと、突然ドーベルマン相手に鬼ごっこを始めたりするんだから、Amieの頭の中って判らない~)

それにしても、例のおしゃべりしていながらぷらぷら歩いている飼い主さん達って、犬をほったらかしているわけでは決してなくて、自分の犬が寄っていった相手が、Amieの様に怖がっているのに気付くと、「BASTA!(もう十分でしょ)」などと言いながら自分の犬を呼び戻すし、犬同士でもめそうな雰囲気になると、引き離したり、必要に応じてリードに繋いだりしてくれるので、すごく安心感がある。 その辺については、みんなとてもマメだし、自分の犬の性格も良く把握した上で責任を持ってリードを外していると感じることが多い。

ちょっと、公園の話が長くなってしまった。
私とAmieはここでたっぷり1時間遊んでから、友達3人と合流し、例のアンティーク市に向かった。 市は運河の両側の通りを中心に続いていた。 大小さまざまの置物、食器、家具、本などなど、中には東洋系の怪しげなものもあって、「この次イタリアに来るときには、九谷焼まがいのものでも持って来たら、私でも店が開けるんじゃないの」なんて...(冗談ですが)。

眺めながら両岸を歩いて結構2~3時間は楽しめてしまった。 今回はうっかりしていてAmieの口輪を持っていくのを忘れたのだが、口輪が必要なほどの混雑でもなく、何より他にも犬連れが居るわ居るわ、特に、この日はラブラドールの当たり日?だったらしく、道中何匹のラブラドール連れに出会ったか判らない。

途中で、Amieは犬好きのお姉さんに遊んで貰った。 そのお姉さん曰く、「中国の犬はZAMPA(イタリア語で脚のこと)と言うと、こうするけど(と言って前脚を持ち上げるポーズをしてみせる)、この子はしないの?」。 どうやら、「お手」の事を言っているらしい。 想像するに、彼女が以前出会った東洋人(たぶん日本人)が、自分の犬に「お手」をさせて見せたに違いない。 「日本では普通『お脚(ZAMPA)』じゃなくて『お手』と言うんです。 でもAmieは『Ciao!(チャオ)』というとお手をするんです」と、自分でも訳の分からなくなりそうな説明と共に、Amie覚え立ての芸(=「Ciao!」と言うと「お手」をする)を彼女に披露した。

でも、「お手」って、確かに見る人は喜ぶけれど、飼い主と犬の関係にとっては、つくづく意味のない芸だわね。

記事本文おわり

旅のデータ - 1999/02/28 PORTA GENOVA(ミラノ)のアンティーク市

PORTA GENOVAのアンティーク市:
場所: RIPA DI PORTA TICINESE(通りの名前)
    運河(ALZAIA NAVIGLIO GRANDE)の河岸沿いです。
開催日:月末の日曜日
最寄り駅:メトロM3線のPORTA GENOVA F.S.
ミラノ市内の他の場所にCORSO PORTA GENOVAという通りがあるが、そこではないのでご注意。
PARCO SOLARI(公園)
場所:VIA MONTEVIDEO, VIA SOLARI, VIALE CONI ZUGNA, VIA V.FOPPAに囲まれた内側、アンティーク市から歩いて10分くらい
最寄り駅:メトロM3線のS.AGOSTINO

(1999-02-28 現在)