1999/03/05,06 Amieの授業参観と青空市場

on 1999-03-05 | Tags: イタリア, ミラノ, 街歩き

私の語学学校での授業というのは、数人単位のグループレッスンが基本なのだが、ここの所ちょっと行き詰まりを感じていて、今週から夕方に個人レッスンを入れている。

個人レッスンの先生に、日本から犬と一緒に来た事、Amieの様子などを話したら、明日は犬連れで来いと言う。 金曜日、丁度雨降りが2日続いた後なので、運動不足解消も兼ねて、学校まで散歩する事にした。

実は学校まで7Km位あるので2時間弱のお散歩!!犬が居なかったら、とてもこんな距離を歩こうとは思わないから、私(の健康)にとってAmieの存在は貴重?かもしれない。

丁度道程の中間地点にスフォルツェスコ城とその背後にPARCO SEMPIONEという広い公園があって中を突っ切っていった。 久しぶりのお天気で、平日の午後にも関わらず、公園内はたくさんの市民、市犬(?)、観光客がくつろいでいる。 雨降りの直後で水たまりがあるのがちょっと気になったが(Amieはどろんこ遊びが大好き)、学校に着いたら脚だけは拭いてやるつもりで、リードを外して自由にしてやった。

しばらくは私にくっついてきたのに、ふと気が付けばAmieの姿がない?!...と、確か池があったはずの方向でジャボーンと派手な音と共に、派手な水しぶきが上がって、一目でAmieの所在が知れた。 「ちょっと待ってよ、今から学校の先生に会いに行くのよ!そのドロドロの恰好で行くつもり?」...またもやAmieにしてやられて、一瞬目の前真っ暗になり、今からアパートに戻って、Amieをケージに突っ込んで独りで学校へ行こうかとも考えたが、それだけの時間もないし、身体に触ってみると案外アンダーコートまでは濡れていない。 これなら学校に着くまでに乾きそうだ。 「いいや、もともと真っ黒だから汚れは目立たないし、飛びついてスリスリでもしない限り、先生の洋服を汚すこともないだろう」-と考えて、そのまま学校に向かうことにした。 それにしても、Amieの好みは分かり切っているのに、どうしてこう毎回毎回してやられるんだろう。 私っておバカさん(^^ゞ

でも、他の日ならともかく、今日これ以上汚れられては困るという訳で、お気の毒にAmieは結局お縄にかかる羽目になり、せっかく自由に公園散歩出来るはずが、たった3分でリード付き品行方正犬を強いられることになった。

こうした苦労の末?学校に辿りつき、Amieは、私が先生とお勉強しているところを授業参観したのでした。 Amieは授業中私達の邪魔もせず大人しくしていたのだが、机の下から先生の顔を不思議そうにじーっと見つめているのが可笑しくて、私が課題をしている間などに先生が相手をしてくれた。 授業後、秘書室で犬好きの秘書のお姉さんにもご挨拶してから6時前に学校を出た。

帰りは、学校の近くでタクシーを拾うつもりにしていたのに、3月に入ってずいぶん日が長くなったのに気付いて、スカラ座前のタクシー乗り場までぶらぶら歩くことにした。 実は気の小さい私は、周囲の人々の忠告を忠実に守って、ミラノに来て以来、夕方以降に出歩いたことがない。 でも本当は、都会の街中を夕暮れ時にそぞろ歩くのが大好きなのだ。

学校の前のCORSO BUENOS AIRESをドォーモ方面を目指して上がっていく。 この通りは活気があって、ちょっと下町っぽい感じの通りだ。 歩道沿いには露天商がたくさんお店を広げている。 その内の一つに、ぴーぴー音の鳴るお人形を売っている店があって、Amieがぴーぴーに心引かれてその店に釘付けになってしまった。 「サザエさん」に出てくるイクラちゃんがおもちゃ屋さんの前で動かなくなるのにそっくり。 私に引きずられて脚はのろのろ動くのだが、視線はずっとぴーぴーに固定状態。 この様子に気付いた露天商のお姉ちゃんが、面白がってますますぴーぴー鳴らして誘惑するものだから、見えなくなる所まで引きずって行くのに苦労したー!!

人の少なくなったGIARDINI PUBBLICI(公園)を横目に見ながら、ちょっと大通りから外れて、VIA SANT'ANDREA~VIA VERRI通りを歩く。 通りの両サイドにはいわゆるブランドショップがずらり並んでいる。 暗くなりかけた夕暮れ時にディスプレイが栄えてとても素敵だ。

途中でAmieと同じ黒のラブラドールに出会う。 その黒ラブはAmieがよほど気に入ったらしくて、Amieに釘付け状態。 飼い主さんが彼を引きずって去って行く様は、さっきの露天商の前での私とAmieそのものだった。 でも、小柄なAmieと違って、その黒ラブはかなりデカかったので、飼い主さん(女性)は相当苦労していた(お互い苦労しますねーって感じ)。

6時半近くなって、いったんスカラ座までたどり着いたのだが、以前文法の先生が「毎日5時か5時半頃になると、ドゥーモ広場に失業者達がどこからともなく集まってきて、いくつかの固まりになって議論を始めるの、で、時間が経つに連れ、人が増えてどんどんその輪が大きくなって行くんだけど、一生懸命議論する様がなんだかほほえましいのよ」と、言っていたのを思い出して、まだその人達が居るかどうか覗いてみる事にした。

ドゥーモ広場には、もうそれらしきグループの残骸しか居なくて、結局先生が言っていた光景には出会えなかったんだけれど、スカラ座からドゥーモ広場に行くのにGALLERIA VITTORIO EMAN.Ⅱという通りを通った時に、「ここは日本国ミラノ市か?」という位日本人が多くて、しかもみんなぞろぞろと列をなして歩く様にびっくりした。 確かにさっき歩いたVIA SANT'ANDREA~VIA VERRI通りもブランドバックをぶら下げたジャポネーゼ達に何組も行き会ったけど、日本人のお買い物ツァーは地元のニュースでも取り上げられる程有名なので、「なんだこんな夕暮れ時にも居るのか」位にしか感じなかったのだが、こっちの方はこの時間帯にまさか出会うと思っていなくて思いがけず「日本人ぞろぞろ」に出会ったので驚いたって言うわけ。

夕暮れ時の街歩きは、なかなかに楽しくて、帰りを急ぐ人の表情やショーウィンドーを眺めているうちに(アパートは比較的街中にあり、そこまでずっと旧市街の街並みが続くので)、結局アパートまで全行程歩いてしまった。 往復14Km付き合ってくれたAmieちゃん、お疲れさま。

翌土曜日は、近所のメルカート(青空市場)に出かけた。 日曜日はほぼ全ての商店がお休みで、こっちにコンビニなんてあろうはずもないので、土曜日中の食糧確保はとーっても大事なのだ。 散歩を兼ねてAmieも一緒である。 果物・野菜屋さん、チーズ屋さん、鶏肉屋さん、生活用品屋さんetc....様々なお店と買い物客でごった返す通りは、色んな匂いと、時には野菜くずが落ちているらしく、Amieの鼻先はずっと地面にくっついたままだ。 これでは人混みを歩くのに危ないし歩きづらいし、何よりも拾い食いをして欲しくない。 Amieの頭が地面に近づくその度に、鼻先に私の「蹴り」が入るのだが、次の瞬間にはもうクンクン匂い取りが始まる。 ムカーッ (-.-#)。顔つきを見ていると、なんで蹴りが入るのかを理解していない様子。 でも、必ずや直さねば!!

記事本文おわり

旅のデータ - 1999/03/05,06 Amieの授業参観と青空市場

PARCO SEMPIONE(公園):
場所: スフォルツェスコ城の後ろ側
最寄り駅:メトロM1線のCADRNA F.NかCAIROI
メトロM2線のLANZA
VIA SANT'ANDREA~VIA VERRI通り
最寄り駅:メトロM1線のSAN BABILA
ブランドショップで有名なVIA MONTE NAPOLEONE通りに直交している通り。
海外お買い物ツァーの好きな女性に聞けばよく御存知かも?!
VIA OSOPPOのメルカート(青空市場)
場所:VIA OSOPPO
開催日: 毎週木曜日と土曜日
最寄り駅: メトロM1線のGAMBARA
なお、メルカートはミラノ市内のあちこちで開かれており、その情報は電話帳(イエローページ:PAGINE GIALLE)の最初にまとめて載っています。

(1999-03-07 現在)