2000/09/30~10/1 雄国山MTBツアー

on 2000-09-30 | Tags: 登山, 福島, 自転車

裏磐梯にあるなじみのペンションのMTB(マウンテンバイク)ツアーに参加した。 もうずいぶん前からマイ「なんちゃってMTB」を持っているのだが、実際に山で使うのはこれが初体験なので、それなりにワクワクしてツアーの日を待っていた。 Miraに無理矢理AmieのケージとMTBとシュラフを詰め込んで29日(金曜日)仕事が終わった夕方に出発する。 国道をトコトコ走り、夜10時頃に五色沼の駐車場着、MTBとケージを車外に放り出して、車内でAmieと野宿。

朝になってから、またMTBとケージを積み込み、ペンションに到着、 9時半にペンション泊のメンバーとワンボックスで出発、雄国山の中腹(桜峠牧場)に位置する某健康ランド(名前忘れましたm(__)m)駐車場に車を置き、その裏手から、雄国山に登るハイキングコースに入る。 登りは階段道だったり、私の足には勾配がきつすぎたりなので、しばらくの間MTBは押したり、担いだりしながら登っていく 。 視界が開けるところからは、腹に雪稜の残る飯豊山が望める。 この時期、こうして南斜面に雪稜が残っているのは珍しいと、ペンションのオーナーKさんが言っていた。 今年の飯豊山は雪を残したまま次の冬を迎えそうだ。

MTBを押しながらだから、当然人間たちの歩みは遅い。 Amieは先頭を歩くKさんの進路妨害をしたかと思うと、ビリっけの私たちのところに様子を見に戻ってきたり、たまにワクワクする匂いにでも出会ったのか突然気が狂ったみたいに爆走したりして、人の3倍くらい走り回っている... いつもながら元気なヤツだ(-.-)

ただちょっと失敗だったのは、飲料水のこと。 この日私は自分とAmieの分として、水を1L持って行った。しかし、Amieの水飲みを忘れて、ペットボトルから直接与えたので、こぼれる分が多くて途中からAmieに与える分がなくなってしまった。 登り道をあれだけ元気にかけ回れば当然水をほしがる。 Amieはちゃっかり他のメンバーにスリスリして彼らの水を分けて貰ったのだけれど、本当は飼い主の私がAmieの分くらい十分に持って行かねばいけない所...気温や登りが多いのを考慮してもうちょっと考えて持っていくべきだったと、反省(_ _ )/

雄国山の秋はまだ浅いものの、ナナカマドやウルシは紅葉しだしている。山の実も色づいているものがちらほらあって、コース沿いの山ブドウやグミを見つけては道草しながら(Amieは山ブドウを茎ごと食べてしまった(^_^;)、コースは緩いアップダウンが続き、押したり、担いだり、乗ったりを繰り返しながら、お昼丁度に山頂に到着した。

頂上には丸太で組んだような見晴らしの良い展望台があり、この上で昼食をとることになった。 展望台に登るのは人間達にとってはなんていうこともないのだが、階段が丸太で、しかも腰板がないので高所恐怖症のAmieは怖くて上れないらしい。最初私が上ってしまうと、下からワンワン吠えて怒りまくり。 仕方がないので一度下りてやると、「なんであんな所に上がるんだよぉ」 とばかりに飛びついて抗議してくる。 でも私一人だけ下でお昼ご飯は寂しいな~と思っていたら、みんなが上にいるからか、Amieには珍しく自分から丸太階段を上ろうとした。

階段は7段位。Amieは一気に駆け上ろうとしたらしいが、何しろ丸太なもので、真ん中まで駆け上がったところで、足をズリっと滑らせて落ちそうになった。 上にいた連中が前足をつかみ、下にいた私がとっさに支えて引き上げ、落ちはしなかったのだが、Amieはよっぽど怖かったのだろう、表情は固まり、しばらく腰を抜かしていた。 下にいた私には見えなかったのだが、落ちるっと思った瞬間のAmieの恐怖心は、その目がすべてを語っていたらしい。引き上げたKさんは、「オレは犬を飼ったことがないから、犬のことはよく知らなかったんだが、犬もあんなにコワイ~っていう目をするんだー」と、笑いながらひとしきり感心していた。

しばらく腰抜け状態だったAmieだが、そこは根が脳天気なレトリバー、2分も経つと自分が高いところにいることをケロリと忘れ、フンフン・ウロウロし始めたので、周りのみんなは「オマエ、後でここからどうやって下りるつもりなんだー?」と言って爆笑した。(実際下りるときも腰が引けて、半分抱えられるようにして下りることになった(^_^;)

ここからはハイキングコースの下り。たまに、急カーブでギャァーッとなりながらもMTBで凸凹道を下っていく。 雄国山を上ってきたのと反対側に少し下りていくと、雄国沼という湿原地帯に出る。 ここは7月頃のキスゲの季節にはハイカーで賑わうところ、また、冬~早春は私たちが焼き肉セットを担いでテレマークスキーで訪れる所だ(もちろん冬場は沼は雪の下)。 スキーツアーの休憩ポイントとしてお世話になる避難小屋は、冬に向けて全面建て替え工事の最中だった。

雄国沼を左に見ながら少し上がると、駐車場があり、舗装道が下に延びている。 この道路を少し下って、途中から砂利の脇道を下って最初の地点まで戻っていくとのこと。

下りになると自転車は断然速い。Amieは全速力でついてくる。置いて行かれまいと走る顔がマジだ。 しばらくは、それが面白くて、Amieを半分置いてきぼりにしてびゅんびゅん飛ばして走った。

...気づくとAmie の走りに何となく覇気が感じられない。

疲れもあるだろうけれど、どうやら固い下り道を走りすぎて足を痛めたようだ。 途中休憩ポイントで確認すると、4本の足とも爪がすり減って出血している。 前足の肉球も、丁度昔の貧乏な子供達がはいていた靴下のつぎあてみたいに、ボロっとしている。 後ろ足の肉球は何ともなさそうなのに、何となくびっこを引いているのも心配された。

Amieの尻尾はたらんと下がって、見るからに可哀相な様子でついてくる。そうはいっても、ここは山の中、25KgのAmieを担ぐわけにも行かず、何とか自力で車を停めた場所までは戻って貰わなくてはならない。 足の故障に気づいてからは、私とAmieはずっと遅れてテレテレ・トコトコモードで下りた。 結局、下り全部で15Km位は走ったことになっただろうか、ようやく車に戻って、水道でAmieの足をきれいにしてから、とりあえず爪と肉球だけ消毒した。

Amieを車に残して人間達はひと風呂浴び、その後みんなでペンションに帰った。 Amieを自分の車に戻して、もう一度傷を消毒してから休ませる。 肉球が痛いのか、足に触るとキャンと声を上げ、その晩はトイレに行くのも辛そうだ。

翌朝になると、トイレには行くようになったけれど、肉球の傷をかばうのと、後ろ足のどこかが痛いのとで、おかしな歩き方をしていて痛々しい。肉球はすぐに直るだろうと思ったけれど、後ろ足がどうも気になる。 この日は福島に行ってみんなでブドウ狩りをしたのだが、Amieはずっと車でお留守番させる(U^ェ^Uブドウにはありつけた。旨カッタ U^ェ^U)。

家に戻る途中で獣医の所に寄って診て貰うと、レントゲンを撮らないとはっきりしたことは言えないがという前置きで、膝の靱帯をのばした可能性もあるとのこと(T.T)。 2週間~1ヶ月運動禁止令がでて、関節の痛み止めを貰って帰った。やれやれ、なんてこったい(-.-)

振り返れば、Amieがウチに来てから今まで、関節や足腰への影響を心配して、固い道の上では極力跳んだり走ったりさせないようにしてきた。 芝生の上でのフリスビーすら1歳を越えるまでさせなかった程で、何事にもアバウトな私には珍しく、その点だけは守って大事に大事に育ててきたつもりだった。 それを、何をはしゃぎすぎてこんな長い距離、しかも下り坂の舗装道を、全速力で駆けさせてしまったのだろう? ちゃんと下調べをしておけばペース配分も違っただろうに... こんな自責の念にかられて、しばらくの間ちょっと神経質になって夢見も悪かった。

さて、当のAmie、肉球は驚く程のスピードで快復し、痛み止めの薬のせいか翌日には歩き方もまぁ普通に戻りノーリードにしておくとせいせいと気持ちよさげに走る程であった(後で獣医さんにそのことを話すと、しばらくは公園でもリードをつけましょうね(^_^;)と言われた)。こうして半分安心もし、本当に大丈夫なの?と心配もしという2週間を過ごした後、気になっていた後ろ足の引き具合もほぼ現状に戻っている。

しかぁし、痛み止めの薬って、その時は良いんだけど、肝心な所は直ってないのに痛みがないモンだから動いて無理しちゃうということになりそうで、私の中では賛否両論って感じ。 本当は、下手に薬で痛みだけ押さえないで、身体が動いちゃいけないと要求している間はそれなりの痛みがあってくたばってる方が理にかなっているのかも知れない。

...と、はしゃぎすぎたり反省したり心配したりと波乱に富んだMTBツアー、喉元すぎれば何とやらで、元気になったAmieを見ながら「またどこかに遊びに行きたいねー」と計画をめぐらせる悪い飼い主であった。そんな飼い主に、「ヤなこったぃ」とは言わずに、いつでも喜んでついて来るところが、Amieの最大の良いトコロである(^^ゞ

オマケの一言:
アスファルトみたいな人工物上を素足で走るから、犬は肉球だの爪を痛めるのよネ。 Nikeで「Airシリーズ犬バージョン」スニーカー作ってくれないかしらん?(これって過保護すぎ?!)

記事本文おわり

旅のデータ - 2000/09/30~10/1 雄国山MTBツアー

雄国山への登山道(桜峠牧場)
福島県磐梯高原。檜原湖からR459を喜多方方面に下りていく途中。桜峠牧場の隣に健康ランド(名前忘れました)があり、その建物の裏が登山口。
Pポローニア
夏は、カヌー、沢登り、MTBツアー、冬はテレマークスキー(講習・ツアー共)と、四季を通じて遊んで貰えるペンション。犬もツアーに参加できるけど、「犬と泊まれるペンション」ではないのであしからず。
〒969-27 福島県耶麻郡猪苗代町裏磐梯曽原湖畔 T.0241-32-3014
URL: http://www006.upp.so-net.ne.jp/paulo/main.html

(2000-09-30 現在)