2001/04/29-5/2 妙高火打山スキー

on 2001-04-29 | Tags: スキー, 宿泊, 新潟, 車

4/29(日)

やっつけで仕事を終え(「終わらなくて逃げた」というのが正しい)、午後になってからバタバタと荷物をまとめ夕方3時前に出発、R50号をトコトコ走り出す。ゴールデンウィーク中にも関わらず、お約束の場所でお約束の渋滞があっただけで淡々と進み、夜9時過ぎに前橋手前の藤岡I.C.から上信越自動車道に乗る。お天気は徐々に雨っぽくなってくる。ただでさえ視界が狭まる夜に、上信越自動車道のトンネルだらけ & 頻繁すぎる対面通行、追い越させてあげられない区間でプッシュ・プッシュの後続車両(てめぇら~70Km規制が目に入らぬかぁ~(-_-#)、プラス、雨と濃霧攻撃に、「ひぇ~~(@_@)」と顔を半分引きつらせながら走ること約90Km、気分的に疲れて11時頃東部湯ノ丸S.A.に停まって寝ることにした。Amieのトイレに都合のよい駐車場隅の方の緑地の前あたりに駐車し、カーテン閉めたら、「ハイ、おやすみU(-ェ-)Uzzz」

4/30(月)

朝7時過ぎ、東部湯ノ丸下りS.A.はまだ雨模様であった。いつものようにレストハウス脇の緑地でAmieのトイレ、車に戻って給餌、私も車内でカップヌードルとコーヒーで簡単に朝食を済ませる。S.A.出発。100Km弱走って妙高高原I.C.を降りた。料金所のおじちゃんが「どこかで休んでたの?」と聞くので、「湯ノ丸」とだけ答えてテキトーに愛想笑いの私(高速に乗ってから降りるまでの時間が長いと、このように料金所で訊ねられることがある。一応確認するだけのようで、過去にトラブルになった経験はない)。

さて、高速を降り、クネクネ坂道を10Km程行くと、徐々に道の両脇に雪が増えてきて、右に妙高山が、左一帯は雪の笹ヶ峰牧場が広がり、学生風の一団がクロスカントリー・スキーのコースを列をなして練習しているのが見えてくる。さらにしばらく上がると、妙高山麓国民休暇村(笹ヶ峰ロッジ)の駐車場に到着する。まだ10時前。小雨が残るが、お天気も回復基調らしく明るくなってきた。

その駐車場は1.5m~2m高さの雪の壁の中にぽかんと在る。でも、妙に周りが騒がしい。スノーモービルのグループが来ていて、周辺の雪原で乗り回しているのだ。楽しそうだし別に良いんだけどねー。煩いからむやみにエンジンをふかすのだけ止めてくれないかしらん?(と、自分がやったことのない遊びには冷たい私(^^ゞ )。彼らを横目で見ながら、私もブーツに履き替え、Amieを伴って牧場(という名の雪原)をプラプラ廻ってみた。さすがクロカンのメッカというだけあって、緩やかな広い平原が続いている(もともと牧場だし)。小さな川(沢)も流れている。スキー目的じゃなくても、ファミリーで来て、日永ここで子供とか犬と一緒に雪と戯れる~っていうのも悪くないのでは?! 一回りする頃には雨もあがって日が差してきた。賑やかだったモービル部隊も遠足? に出かけてしまい、車だけが留守番している駐車場に戻ってきた。

周りの車はいずこの方々? と見やれば、1/4はさっきのモービル隊で、残りは山に入ってお留守の様子。ルーフ・キャリア等の感じからは、そのうち半分弱が山やさんで、残りがスキーといったところか...そして、たまに迷い込んできたような観光客(彼らはその辺りに雪以外何もないのを見るやUターンしてすぐ帰る)。想像していたようなテント宿泊組がいないのは、ゴールデンウィークが明日から一旦「中休み」に入るからか...

お昼を過ぎる頃になると、パラパラと人が山から戻ってきた。山スキー、テレマーカー、それらの混成チーム、ピッケル持った山やさん。遊んだあとの日焼けして満足げな顔、時折どこかでカシュッと缶ビールを開ける音。私の車のお隣りさんも、仲間と共に戻ってきた。ブルーがきれいなジムニー乗りの、テレマーカーのカップル。装備もしっかりしてデキル感じの2人だった。「今から登るんですか?」と声をかけてくれたので、沢の開き具合や雪の様子も教えて貰う。考えていたより長そうな行程にちょっとドキドキする。

彼らが帰っていくのを見送ると、再び周りはぽっかりと明るく寂しくなった。雪の壁の上にボールを投げ上げてはAmieに取りに行かせて遊ぶ。おやつにと、Amieにボール形に結ったガムを与えると、彼女はルンルンでそれをくわえて雪の壁の上に持っていった。首をブンブンやって、乱暴にガムを雪に放り投げる。しばらくガム相手に芝居がかったような間合いを取った後、やおらガブっと襲いかかりそれをくわえる。ちょっと味わってから、またブンブン、ぽーん、間合いを取ってガブ...繰り返し繰り返し遊び食べしている。ボールがばらけてくると、ますますエキサイトして繰り返す。それは、一匹の犬の「単なる遊び食べ」には違いないのだが、一方で、修行中の子ギツネがやりそうな「獲物を取る練習」のしぐさを彷彿させ、犬の血の中に残る本能の部分を垣間見るようで興味深かった(学問的な裏付けはない。あくまで私が受けた印象の範囲です)。

ふっと、目を上げた時、遠くの方でハッチバックを開けて車中で食事していた女性と目が合った。遠くて表情はよく見えないものの、ニコニコしながら犬を眺めているように見えて、ニコッ(^.^)と返し、お互い黙礼。その後、彼女がAmieに声をかけてくれたのをきっかけにして、私たちは少しおしゃべりをした。横浜から来たという彼女は、テレマーク歴5日目...というが、ある意味ただ者じゃなさそうな人だ。

まだ夕方までは時間もあり、空もすっかり晴れてきたので、明日のコース下見を兼ねて黒沢の渡渉点まで行ってみることにして、板の準備をする。駐車場から3分の登山道入り口(夏道)でシールをつけ北に登り出す。登ると行っても黒沢までは森の緩斜面だ。ただし指導標はほとんどない。指導標がビシッと整備された八甲田山(青森)等と比べると、より正確に地図を読めないと行けないし(地形は割とハッキリしている)、事前に一度は夏道を歩いておくか、最初はよく知った人と一緒に行く方が良いと思う。ぬぁ~んて偉そうに抜かすそのココロは、実は私が黒沢の渡渉点を、この日うまく見つけだせなかったから(^^ゞ 翌日判明するのだが、ほんのちょっと先に橋があるのに、そこまで行き着けずに(今回は下調べが足りなくて橋が在るというのも知らず)渡れそうなポイントが無いよ無いよーとウロウロしてしまった。あんまり久しぶりのツアーで勘が鈍ったみたいだ(コレは言い訳、本当は私が単にチョロいだけ)。

下見だからと適当に切り上げ、シールを外して滑って降りることにした。Amieももう3年目なので、シールをはずした後のスキーが速いのを覚えているらしい。シールをはずしにかかると、彼女がワクワクしながら待っているのが表情とシッポで分かった。緩斜面ながら今回初お試しのスノーボード用ワックスの効きが意外に良くて、機嫌良く戻ってくる。車のルーフキャリアに濡れたシールを干して、明るいうちにご飯と、明日の荷物の準備、まだ薄暗い程度の夕方には寝てしまった。

5/1(火)夜中の冷え込みに目が覚めて、毛布の上にシュラフを掛け直す。朝5時過ぎに起きてみたら、車内の温度計も0℃を指していた。窓は凍ってなかったものの、路面が一部凍っている。昨晩は氷点下ぎりぎり位までは下がったんだろう。

Amieにもリュックを背負わせる。中にはAmieのおやつとミルク、携帯用の食器とボール。
自分も身支度をして6時半頃出発した。

まずは昨日の道を辿る。Amieはボールで遊びながら私の後に先になってついてくる。時々、大木の周辺に空いた雪解けの穴(木の周りは雪溶けが早い)にボールを落としこんで、自分では取れなくなっては、助けを求めるなさけない顔でこちらを見る。その度にブツブツ文句を言いながら私が取ってやるのだが、結構穴が深くて、何度かストックを使って出してやった。それを見ていたAmie、次に落とした時、側にあった長い枝をくわえるではないか! ややっ、「犬、道具を使う」瞬間か?!と思ったが~~(^^ゞ やっぱ、偶然だったんだろうなー(こういうアホなこと書くから、親バカの極みって人に言われるんでしょ?!)。

さてさて、お山のコースに話を戻すが...またもや黒沢の渡渉点を探すのに戸惑い、地図首っ引きでようやく橋を発見する。約1時間もロスして、8時半になってしまう(わかってみると、地図通りに素直に行けば着くはずの場所にあった)。視界がクリアな天候安定日しか動かない、午前中に登頂してさっさと戻ってくる、を原則にする私にとっては、手痛いタイム・ロスだ。

橋を渡った後は十二曲りの急登が待っていた。斜面が急すぎてシールが効かず、板を担ぎツボ足で登ることになる。しかも、今朝からシールの糊の調子がいまいちで、片方剥がれかけてきて、とても火打山山頂まで持ちそうにない。さっきのロスでちょっとやる気が失せたところに、この急登とシール・トラブルですっかり嫌気がさす。この時点で「山頂まで」の今日の目標は、秘密裏に「富士見平で遊んで戻る」と変更された。

3歩登っては休み休みの私を、登りに強いAmieはちょっと上がったところからジッと見て待っていてくれることが多く、Amieに見守られて登るのはいつもなら励まされる気がするのに、今日はかえってむかついて、ますます登る気が失せてくる。こういう時、独りだと気持ちの維持し方がつくづく難しいと実感し、それでも「じーんせい、楽ありゃ苦ーもあるさ~」と水戸黄門をブツブツ歌いながら?!ようやく尾根筋まで出る。

黒姫や戸隠の山々の雪景色が疲れたお脳に沁みる。休んでいると、後ろから何組かの人があがってきた。最近は山で他人に会っても無視できることが多くなってきたAmieが、今日に限って何故か来る人来る人に警戒して吠える。Amieの過剰防衛への対応に、疲れがドッと増す気がした。

それでも、いい加減休憩を取ったので、もう少しは行けるかと思って出発した。いきなり垂直に近い急登。Amieにはギリギリかと思ったら、案の定、下でクンクンいうだけで登ってこようとしない(怖いらしい)、やむを得ずそこを巻いて側面から登るか..と一旦は行きかけるが、ここで私自身の行く気がヒュ~ンと音を立ててしぼみ、結局もとの休憩ポイントまで戻って来てしまう。要するにさっきの段階でバテていて、自分に都合の良い「戻る言い訳」を探していたということらしい(他人事みたいに言ってますが...)。

この坂さえクリアすれば、あとは緩斜面のはずだし美しいアルプスの山々が望めるに違いないので残念で仕方なかったが、結局十二曲りを降りることにする。気分が萎んだときは悪いことが続く。なんと1ターン目で転けてそのまま20mほどズルズル滑落。気温も高く雪が柔らかかったから何とか停まり、手の平が雪でこすれてヒリヒリする程度で済んだがヒヤッとする。条件が悪ければ大怪我するところだった。何もわからぬAmieは脳天気にも、この急斜面の途中でじゃれついてくる。もう、こっちは最悪気分なんだから「邪魔ぁ~、あっち行ってて(--メ)」。癇癪を起こして、Amieのボールを坂の下に投げつける。Amie子、健気に取りに行くが、結局ロスト。Amie、ゴメン(夏場に火打山に登る方、十二曲りの下の方にサッカーボールのミニチュア版が落ちていたら、ソレ、きっとこの時のAmieのボールです)。滑落途中で外れて上に取り残されたストックをとぼとぼ取りに行く。日頃の体力と技術のなさが身にしみた。ん~、これ以上書くのもイヤになってきたので途中省略。とにかく一回戦敗退、ヨレヨレで「もー引退しちゃおうかなー」としょんぼり・トボトボ駐車場まで戻ってきたのがお昼頃。そのまま車でAmieを抱いたまま前後不覚で眠りこけること約2時間...(*⌒∇⌒*)ま、日頃からゲンキンな私のこと、この昼寝で若干の筋肉痛以外は見事にふっかぁーつ!

もぞもぞ車からはい出てみると、1台挟んで隣りに、朝は居なかった例の横浜の彼女の車が停まっていた。「Amieちゃんが、フンフン寝言言ってる声聞こえたよぉ」と今日もニコニコしている。彼女の車のハッチバックにコーヒー片手に並んで座り、車、テレマーク、妙高、カナダ、パソ通etc.よもやま話に花を咲かせる。不思議な魅力の女性だ。夕方になり、「良かったらメール頂戴」といって、メルアドを渡して彼女と別れた。楽しみが一つ増えた♪

食料もなくなってきたし、お天気も下り坂らしい。ゴールデンウィーク後半は妙高を降りて、定番の北軽井沢居候ということに方針転換する。笹ヶ峰から降りたところにある杉野沢温泉で2日ぶりのお風呂に入り、その足で上信越自動車道に乗る。で、性懲りもなくS.A.泊。翌朝 5/2(水)、佐久I.C.で下り北軽井沢の知人宅に潜り込んだ。(北軽井沢編に続く)

記事本文おわり

旅のデータ - 2001/04/29-5/2 妙高火打山スキー

東部湯ノ丸S.A.(上下線)
上信越自動車道の小諸市と上田市の境あたりに所在。S.A.にしてはこぢんまりしている。レストハウスの両サイドに緑地あり。
東部湯ノ丸S.A.(下り線)
東部湯ノ丸S.A.(上り線)
妙高山麓国民休暇村(笹ヶ峰ロッジ)駐車場
【アクセスと駐車場】 上信越自動車道-妙高高原I.C.~R18 杉野沢入口交差点で県道39号に入り直進10数Km。駐車台数は40台くらい
【トイレ】くみ取り式のいわゆる「どっぽんトイレ」。少なくともこの時期のメンテは悪く、出来れば遠慮したい汚さだった(やむを得ず使用)。
【水場等】 この時期は水場・売店無し(在るが休業中)。ジュースとビールの自販機があったが、入れたお金が戻ってきてしまったので実際に使用できたかどうか??(電源は入っていた模様)。ただし駐車場のすぐ近くに休憩所(お蕎麦やさん?)が一軒営業していた(名前忘れた)。
【問い合せ先】Tel.0255-82-3168 休暇村妙高
妙高高原に関する情報源
Tel.0255-86-3911 妙高高原観光協会
妙高原町(※2005年合併により現在は妙高市)
妙高高原 杉野沢観光協会
携帯電話(DOCOMO): 駐車場~十二曲り尾根上では携帯電話・i-modo共エリア外(使用できない)。それより上は行っていないので未確認。
杉野沢温泉「苗名の湯」
【アクセス】県道39号(笹ヶ峰牧場に至る道)沿いの杉野沢集落内。R18側から上がっていくと、妙高杉ノ原スキー場方面分岐を通り過ぎた先の右側。
【所在】新潟県中頸城(くびき)郡妙高高原町杉野沢
【料金】 大人450円、小人300円
【営業】 10-21 水曜日定休(12月-3月末は無休)
お薦めワックス「SSF49ペースト」
塗るタイプのペースト状フッ素配合ワックス。スノーボード専用とあるがスキーに使っても調子よかった。スプレー式より軽く、携帯にも都合よい。
【製品】 MEDICINE SSF49 スノーボード専用ペーストワックス(生塗り専用)
【価格】 アルペンの販売価格で¥2,000
シールが剥がれた、犬飼いゆえの敗因(失敗談)
今回シールをメンテする際、途中でうっかり床置きし、犬の毛が...ズボラな私がそのままメンテを続けたのが敗因のようで、床置きした一方だけが剥がれた。犬飼いの皆さん、スキーのシールは部屋のお掃除をよーくしてからメンテりましょう(^^ゞ

(2001-05-01 現在)