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更新日:
2003年8月10日
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2003/07/17-21 岩手の旅(2) −陸中海岸(宮古、浄土ヶ浜、北山崎)【概要】 =========== 【吉浜(大船渡市三陸町)】 Amieこの日1投目(泳ぐ)。海水浴場のはずなんだがどこにクルマを停めてよいのかわからなかったので、適当に空き地に停めた。ここも観光客ゼロ。静かな浜と松林、それらを抱きかかえるように続くドデカく長い防波堤が印象深かった。帰ってからWebで調べたら明治29(1896)年三陸沖地震津波では甚大な被害を受け、最大波高24.4メートルを記録とのこと。ひぇ(>_<)。 【釜石の観光船は犬連れNG】 釜石から出ている観光船にAmieも乗れたら乗ってみようと思ったが、犬の乗船はケージに入れるならという条件付き。大型犬の乗船は無理っぽい。券売所の人が「乗るなら私が見ていてあげますよ」と言ってくれた。券売所お預かりは可能っつ感じか。せっかく1人と1匹で旅しているのにAmieだけ残すのもつまらないので船はやめて北上を続けることにした。 【吉里吉里(きりきり)】 【波板海岸】 【浄土ヶ浜の観光船は犬連れOK♪】 最初の浜(湾)には観光船が2隻出航を待っている。岩をくりぬいたトンネルを抜けると、レストハウスがある浜。ぽっかりと広がる平和な美しい浜だ。観光ツアーの一群がいて、添乗員のお姉さんが出航時間の説明をしていた。聞いているうちに自分も観光船に乗りたくなってきた(元来船好き)。最初の浜に戻ると観光船乗り場の近くにもチケット売り場があった。恐る恐る「犬連れなんですが...」と聞くと、中のおじさんはAmieをちらりと見て「大人しいんだろ?(OKだよ)」と一言。釜石では乗れなかっただけに、むちゃくちゃ嬉しくなって「大人一枚、犬一枚ください!」と言うと、おじさんは笑いながら「犬の券はないなぁ(犬はタダ)」と言った。 観光船から見る浄土ヶ浜一帯は格別だった。お天気が良かったら極上の景色が見られたろうと、それだけが惜しかった。犬連れて船内に入るのは何だか気が引けたので、Amieと私は上の階のテラス席にずっといた。さっき浜にいたツアーの添乗員さんが近くに乗っていて、Amieを撫でてくれた。 外にいるのは寒かったが、出航するとテラス席は面白かった。ウミネコやトンビたちは、船の観光客からパンを投げて貰えることをちゃんと知っていて、出港と同時に船についてくる。ウミネコは空中に投げたパンを、くちばしでパクッとくわえる。一方のトンビはね、足で空中キャッチしてからパクッとやるの。風もあるし、大抵の観光客はへなちょこ投げだし、自分自身は飛びながらなのに、凄い器用。しかもキャッチ&パクッが目にも留まらぬ早さなの。トンビって見た目も地味で、ウミネコのお余り頂戴してるって感じで小馬鹿にしていたけど、これに気づいてからはトンビにばかり注目しちゃった。 そうそう、この船の観光ガイドは、ありがちな録音放送じゃないんだよ。渋めの制服がよく似合う女性船員が添乗して、マイク片手にポイントにさしかかると解説してくれる。40分位だったと思うけどかなり楽しめた。 船から降りて、Amieは湾内で少し泳ぎ、駐車場に戻ると、駐車場のおじさんが「オイ、また泳いできたのかい」と笑ってAmieのびしょ濡れの頭を撫でてくれた。 【宮古:職務質問の夜】 眠い目をこすりながら窓を開けるとそこにはお巡りさんが2人。「他府県ナンバーが停まっていたもんでね。ハイ、免許証見せてください」ときた。 私の顔をライトで照らし(女性の、しかも寝起きの顔を照らすなんて失礼な!)、車内を覗き込むようにしながら「中はおひとりですか?」。 お巡りさんは免許証を何かに書き写しながら、明日の予定だのいつまで居るだの、女性の一人旅は珍しいが何か目的があるのかだの聞き方がやけに細かい。お愛想で「最近、治安が悪いから(見回りも)大変ですねぇ」と言ってみるが、なんかそういう意味の職務質問じゃない雰囲気。 巡: 「ほら、近くに浄土ヶ浜ってあるでしょ?極楽浄土の浄土っていう位ですから...連休前ですしね。集まってくるんですよ、全国各地から(自殺者が..ってことらしい)。」 巡: 「で、明日どこ行くの?」 職務質問はまだまだ続く。 ちょっとムッとした私、車検証を見せながら: 「ずっとずっと昔から、こうしてクルマで寝泊まりしながら年間何十泊か旅行してるんですっ」というと、 私: 「ホームページ作る会社です」 なんだが寝付けなくなってしまった。明日人が居ない早朝のうちにAmieを泳がせに浄土ヶ浜へ行こうと思っていたけど、(自殺の)第一発見者になるのはコワイのでちょっと遅く行こう...とか、(オバケ)出たらやだな〜とか頭の中グルグル。 =========== 朝目が覚めるとまだ5時台。でもクルマの外には人気が感じられる。出てみると、閉伊川公園(広い)を何人もの人が散歩したりジョギングしたりしている。 昨晩のこと(職務質問)があって、早朝から浄土ヶ浜に行くのはなんだかなぁ〜という気分だったので、宮古の魚菜市場に寄ってみる。まだ7時過ぎだというのに活気にあふれている。アワビ、ホヤ、ウニ、いろいろな種類の魚、野菜...どれも活き活きしている。普段コンビニだのスーパーのパック詰めばかり見ている私は、その種類の多さ、取れたての産物が放つ香りに圧倒される。東京よりも宮古の人はずっとずっと生活が豊かだな〜。素晴らしい。 8時頃になって、もういい頃だろうと浄土ヶ浜に移動。昨日は第一駐車場に停めたので、今日は第二駐車場に停めて、奥浄土ヶ浜(昨日はここまで行っていない)に降りてみた。(-。-;)ホッ、なーんだ。自殺者どころか、「歩け歩け会」だか何だか知らないが親子連れでいっぱいで、むちゃくちゃ和やかじゃん。
時々場所を変えながら犬を泳がせていると、男の子が一人、物珍しげについてきた。小学校高学年くらいか。長いまつげが印象的な色白の子だった。自宅でシーズーを飼っているがその犬は泳がないんだと言って、自分が(Amieに)ボールを投げたがった。話す言葉にクセがなかったので、最初東京あたりから観光で来たのかと思って聞いてみると、宮古市に住んでいて今日は学校(町内会?)の行事に参加したという(あー、例の歩け歩けネ)。私は「東京から来て、昨晩は宮古市内で泊まったんだよ」と話すと、その子はちょっと真顔になって「宮古はどうですか?」と私に聞いた。イイね、良いね。この年齢にしてこの郷土愛あふれる問い! ついさっき見た魚菜市場の恵み豊かな様子が思いおこされ、こちらも真面目な答えになる。うまく彼に伝わってると良いな。 そうこうするうちに定期バスが着き、母親が呼ぶ声で「じゃ、ばいばーい」と男の子は戻っていった。 Amieを見るとそろそろ泳ぎ飽きた風だったので、遊歩道を蛸の浜まで往復してからクルマに戻った。今日も海沿いに北上予定。 【ここから三陸津波(田老町)】 田老の海岸沿いには総延長2,433mの「田老万里の長城」と呼ばれる大防潮堤。陸前高田あたりからずっと、どこの浜に行っても、不自然な位大きな防潮堤が浜を抱くように存在している。こうして三陸海岸に来てみるまではわからなかったのだが、大船渡にしても釜石にしても、もっと小さな漁村にしても、海が陸地に深く深く切れ込んだような先っぽに街がある。海沿いにクルマを走らせると、街のあちこちに(津波の際の)避難路の標識が目に付き、津波との戦いが半端なものじゃないことが感じられる。防潮堤の立派な扉をくぐって向こう側(=浜辺)へ。Amieが泳ぐ和やかな海辺を眺めながらも、意識外の所で「今、どこかで大地震があって津波が来たら私たちオダブツかもぉ」と緊張がとれない感じ(私って気がちっちゃすぎ?)。 【黄金八大龍王の湯(小本温泉、岩泉町)】 名前だけ見て健康ランド?と思って行ったら、ちゃんとした温泉だった。10年程前に「夢のお告げ」で掘り当てたんだって。ご主人が雨の日も雪の日も町内送迎バスを頑張って走らせて(町内送迎って言っても岩泉町は恐ろしく広い。本州一らしい。しかも山間地だらけで冬は大変そう)今では地元のご老人が楽しみに通う、そんな存在らしい。 【北山崎めぐり観光船】 今度の船は浄土ヶ浜より揺れた。海が荒々しい感じで、男性的な断崖は迫力満点だ。同じ三陸海岸でも、宮古を境に南側は隆起して出来、この辺りは陸が沈降して出来た海岸なんだそうな。 余談になるが、“ご幼少の頃”一時期USAに住んで、中途半端に「広大な大陸体験」をしているきつねのボタン。哀しいことに、その後遺症で日本の「雄壮な」「豪快な」「雄大な」場所に行っても言葉ほど“凄い”と感じられない不感症なところがある。それでも北山崎は切り立つ岩、盛り上がる海のボリューム感、なかなかスゴイと思った。 【船の上のAmie】 観光船が港に到着すると、真っ先に降りたのもAmie。船員さんが「犬は楽しくなかったんじゃぁ(ないの?)」と笑っていた。ハイ、その通りのようで(爆笑)。 【浜街道を後にする】 野田の道の駅を過ぎて、もうじき久慈市、というところでの一幕。 Amieにも、あの位クルマに気をつける頭があれば、もうちょっと安心してられるのに...。クルマが来ようが来まいが、無頓着に横断しかける我が家のお馬鹿さんを思ってちとため息。 久慈まで上がってからR281で盛岡方面に入ることにする。海沿いを走るのは今日で終わりなので、国道沿いのコイン洗車場に入ってボディーや足回りの潮を落としてやる。
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