2004/05/03-05 GW秋田・岩手(3)-八幡平、大館、夏油温泉

on 2004-05-03 | Tags: 公園, 宿泊, 岩手, 秋田, 車, 雪遊び

5/3(月)

5時半起床-7.30後生掛温泉(入浴)-後生掛自然研究路-八幡平アスピーテラインをドライブ(途中黒谷地で雪遊び)-12時八幡平ビジターセンター-大沼を散歩-秋田犬会館(大館)-18時前後 一万本桜公園(大館)-道の駅「ひない」

朝風呂は後生掛温泉で

5時半頃起床。旅行中は日が暮れると寝てしまうので、毎朝目覚めが早いし起きるのが楽だ。ラジオのニュースによれば、今日は後半から雨らしい。

後生掛温泉で朝風呂(んまっ贅沢!)。日帰り入浴は7時からとあったので、7時半に出かけたらもう駐車場はいっぱいに近く、私のクルマが最後ぐらいの勢いだった。小さな川に沿った通りにクルマを停める。川側の窓を開けて、Amieを留守番させた(八幡平は標高が高いのでGW頃の朝なら、結構車中で留守番させておける)。

後生掛温泉は「泥湯」とか「箱蒸し」で有名な東北屈指の名湯なんだそうだ。顔だけ出して箱に入る個人用サウナみたいな箱蒸しや、粘土質の泥が浴槽の下に溜まった泥湯の他にも露天風呂、火山風呂等々ユニークなお風呂が揃っていた。泥湯はいかにも効きそうで、私はもちろん、隣に居合わせた女性も思い思いに泥をすくっては身体に塗りたくっていた(笑)。

お風呂から上がると"恒例の"アイスクリームだ(私はアイス好きデス)。売店の絣(かすり)の作務衣姿のスタッフの応対がとても感じ良かった。

後生掛温泉にしても、乳頭温泉郷にしても、秋田・岩手あたりは本当に良い湯が多く、しかもたいてい500円も払えば楽しめるから嬉しい。毎日温泉三昧のおかげか、アトピーがずいぶん軽くなってお肌もツルツルだ。北東北に住む人は来ようと思えばしょっちゅう来られるんだから贅沢だなー。おまけにスキー場は近いし雪質は良いし...んー、何とも羨ましい。

後生掛自然研究路

さて、さっぱりした。朝っぱらから留守番だったAmieを連れだして、温泉裏の後生掛自然研究路を廻ってみることにした。八幡平の大地は、いまだ至る所でドロドロ活動を続ける火山だ。売店で貰った案内図によれば後生掛自然研究路は火山現象の観察ができる一周40分程のコースがあるらしい。売店の人にコース状態を聞くと、GWの今頃は、途中までしか除雪されていないので周遊は難しいのでは?とのことだったが、スパイク付きの長靴だの(穴開いてるけど(^^;;)、スノーシューだのいろいろクルマに積んである私とAmieには障害のうちに入らないナ♪

さっそく長靴に履き替える。8時を過ぎ、結構観光客が多くなっている中で、一人だけ無粋な長靴は気恥ずかしかったので、とっととコースに向かった。思ったより残雪はたいしたことなくて、ひどいのは泥火山に向かう途中だけだった。大湯沼の噴泥はかなり迫力があった。この辺りを流れる川は一見なんでもない澄んだ小川だが、実は猛烈に熱いらしい。水質もきっと硫黄泉で飲んだら身体に悪いだろうから、Amieがうっかり入らぬようリードをしっかり持っていた。

一周して元の売店に戻ってきた。売店で温泉卵を2コ買って、Amieにも少し分けてやる。美味かったス。
[写真]八幡平の源太岩展望所にて

源太岩展望所

雪の回廊が残るアスピーテラインを往復ドライブしてみた。本当はかなり景色の良いコースらしいが、途中ずっと濃霧で何も見えない(泣)。源太岩展望所というところで休憩した。右手向こうに立ちはだかる大きな山塊は岩手山じゃないかと思うんだが、霧だか雲だかに隠されて確認できない。でも気を取り直し、隣のクルマの女性に、シャッターを押して貰った。今回の旅行中でこれが唯一、私とAmieのツーショット写真だ。

黒谷地でそり遊び

黒谷地と書かれたバス停近くにクルマを停めた。スノーシューで森に入っていく人を見かけたからだ。霧は晴れないし小雨っぽいが、この辺でAmieと軽く雪遊びをしよう。
さっそく長靴に履き替え、以前甥っ子とスキーに行った時に買った「お尻の下に敷いて使うそり?(写真参照→)」を持って、ガードレールをまたぐ。夏場はおそらく川か沢だと思われる場所だが、今は雪の下だ。
[写真]お尻に敷いて滑るそり(名称不明)

斜面を適当に上がって、そりに座ったら、ボールを下に向かって投げて「ヨーイドン」で滑り降りる。Amieも駆け下りる。先にボールを取った方が勝ち。年甲斐もなく、そりで大喜び。うまくバランスを取らないと後ろ向きに滑る羽目になったりして難しい。だんだん急な斜面にチャレンジしてはきゃーきゃー喜んでいた。誰か見ていたら恥ずかしいんだけど、楽しかったから、ま、いいか。

テレマークするほどの斜面がなくても、スノーシューで分け入るほどのエリアがなくても、ちょっとの斜面があれば、そり遊びは十分楽しい。「一家に一台」犬連れだけじゃなく子供連れにもオススメですよん。

川(雪の下だけど)を挟んだ片側斜面は結構な斜度だったが、その上の方にスノーボードとスキーの2人組が張り付いているのが見えた。上でご飯食べてるのかな?しばらくして2人が滑り降りてきた。なかなかの腕前。聞くと近く(青森)の人らしく、雪を求めて毎週のようにあちこち滑りに行っているんだそうだ。先々週だかに50cm位新雪が積もって八甲田山は面白かったとか。「僕らガンガン滑りたい派なんで、八幡平はちょっと物足りないんですよね」。確かに、八幡平はクロスカントリー・スキーの人に良さげなエリアかもしれない。2人はこれから後生掛温泉に行くと言って、駐車場の所で別れた。

八幡平ビジターセンターと、大沼周遊

八幡平ビジターセンターに戻ってきた。Amieをクルマで留守番させて、たまにはビジターセンターでお勉強するか。一通り館内を廻ってから、Amieを連れてビジターセンター向かいの大沼を周遊。といってもまだ大方雪の下なので、誰もいない。長靴を履いて「この辺りが木道かな~」という辺りを踏んで一周した。雪が融けた所から、水芭蕉の花が顔を出していた。

遭難騒ぎ

お昼過ぎ、山を降りて大館へ向かう。ふと携帯電話を見るとメールが入っている。母からだった。そういえば4月30日「ただ今、森吉山山頂!」と、母に携帯メールを出したのだが、その後私からメールがなかった(ずっと圏外に居た)ので、遭難したんじゃないかと心配していたらしい。前後して妹からもメールが入ってきた。心配性の母が妹にも電話したらしい。「ありゃー」あわてて母と妹にフォローの電話とメールを入れる。もう!お母さんったら自分の方がよっぽど大変な山に登る(母の趣味は登山。山岳会に入ってしょっちゅうあちこち出かける)くせに、人の心配ばっかりして!(苦笑)。

結局、妹からも「携帯は山の中だと圏外のことが多いし、圏外でメールが送れないだけだろうから、そう心配することないよ」と言われていたらしく、私が電話した時は母は落ち着いていた。失敗、失敗。「下山しました」って1本いれとけば良かった(^^;;

山を降りて大館へ-秋田犬会館

大館は雨だった。「秋田犬会館」というところに寄る。会館は中国の寺院か?!というユニークな外観でちょっとビックリ。3階が秋田犬(あきたいぬ)に関する資料を集めた博物館として公開されている。特定犬種の博物館は日本唯一なのだそうだ。そうそう、秋田犬って天然記念物なんだよ、知ってた?会館にはマタギの時代から大事にされてきた秋田犬の様子や、闘犬として使われた時代の資料、渋谷の忠犬ハチ公の逸話、「犬ぼえの森」という忠犬の哀しい物語などが展示されていて、なかなか面白かった

忠犬ハチ公は、ここ大館のご出身だそうで、まー言われている通りの忠犬かというとお話自体はかなり美化されていて、実は渋谷あたりの(野良?)犬の元締めみたいな存在だったみたい。渋谷のちょい不良くんだったのかな、かっちょいい(想像)。

「犬ぼえの森」伝説は、絵本になっている(旅のデータ参照)。主人思いの秋田犬シロにまつわるマタギ伝説で、この伝説に由来した「老犬神社」という神社が実在するそうな。犬を奉った神社は珍しく、明日寄ってみるつもりで、帰りがけに受付のおじさんに場所を聞いた。

一万本桜公園

「昔のきりたんぽや」というお店で早い夕食を済ませ、夕方6時前に大館市内の一万本桜公園に移動。もう数日早ければ満開だったかな~という感じだけど、文字通りたくさんの桜で囲まれた素敵な公園だ。小雨の中、Amieとお散歩してみる。本当は今晩ここに泊まって、明日の朝はAmieとじっくり散歩して...と思って来たのだが、トイレ事情がイマイチなのと夜間駐車場は閉鎖されることになっているらしく諸々の理由で泊まるのは止めにした。

日が暮れてから比内(ひない)の道の駅に移動。雨が本降りになってきた。することもないのでさっさと寝る。

5/4(火)-5/5(水)

5時半起床-7.15老犬神社-道の駅「かづの」-14時 城山公園(紫波)-16時頃 夏油温泉-前沢S.A.(仮眠)-夜中1.30頃 安達太良S.A.(仮眠)-5/5 朝6時 安達太良S.A.-7時 那須S.A.-10時半頃 帰宅

5月4日朝5時半、道の駅「ひない」の駐車場で目が覚める。ひどい雨だ。まだ道の駅のレストランも開いていない時間だし、Amieと自分のトイレを済ませたら出発だ。
ちょうど今回の旅の走行距離が1000Kmを超えた。まぁここまで来るだけで600Kmは走るからこんなモンかな。北東北は遠いねぇ。

夜明けごろに走っていて思ったんだけど、この辺のクルマは朝夕ライトをつけない率が高いね。夕方6時を過ぎて十分暗くなってもスモールランプが大半だったり、朝霧に雨で薄暗い中でもスモールすらつけていないクルマが多い気がする。結構あちこち走っているけれど、地域によって運転の荒さ(丁寧さ)や、点灯タイミングまで本当に差があるから面白い。県境を越えた途端に運転が荒くなったり、その逆だったり...。

神秘的な老犬神社

7時過ぎ、かなり迷ったが沢尻という集落にある老犬神社に辿り着いた。さすがに雪はないが、雨でしっとりしているので長靴を履いて、Amieを降ろす。うっそうとした秋田杉の森の中に神社はあった。小さな神社。Amieにもお座りさせ、2人(一人と一匹)並んで帰路の安全をお祈りした。

前にも触れたが老犬神社の由来は、忠犬シロにまつわる哀しいお話だ。行った日がたまたま霧深い早朝だったからもあるが、神秘的な感じがする神社だった。鳥居の両側の2本の杉の大樹はすばらしく3度見上げ直した。みなさんもチャンスがあったら、是非愛犬連れで足を運んでみてください。4月には例祭があり全国から愛犬家が集まるそうです。

寄り道しながら帰り道

寄り道しながら、ゆるゆる帰りかけよう。お昼過ぎ、滝沢分れ(R282津軽街道と、R4奥州街道が盛岡の手前で合流する地点で、よく渋滞する)でしばし渋滞にはまる。でも、渋滞がそれほど苦痛じゃない。ノロノロ渋滞さえ許せてしまうほど、この周りの景色は美しいのだ。雨でひときわ瑞々しさ際だつ桜、コブシ、新緑、歴史を感じさせる松並木...。この辺りは桜もその他の樹木もスラリと細長くて、関東平野で見慣れた樹容とはちょっと違う。

R4号南下中、紫波で「城山公園」という案内板を見つけて寄り道。名前通り城跡を公園にした場所。駐車場まで上がっていく道には、「カモシカ飛び出し注意」の看板。えー?!こんなに1ケタ国道に近接しているのに、カモシカが出るなんて驚き。

雨も上がり模様だったので、Amieと公園内を散歩。桜は終わっていたが、そこここに咲く山吹が美しかった。園内にまた看板が立っていた。曰く、「犬の鎖を外さないでください。他の利用者とカモシカの親子が困ります」...ふふふ、かわいらしい。

夏油温泉

GW中ずっと温泉三昧だった私、夕方近くなってまた温泉に寄りたくなった。花巻まで南下して目指すは山奥の夏油(げとう)温泉。冬季閉鎖されるというだけあって結構な山道でござんした。ただし普通車同士ならたいてい対向できる車幅はあったからまだマシな方か?

Amieはクルマでお留守番(つまんなーい)。また降り出した雨の中、滝の湯、白猿の湯、大湯と3箇所ハシゴして東北最後の温泉を堪能した。

さーて、ここから本格的に帰り道に入ろうか。北上金ヶ崎I.C.から東北自動車道に乗り、渋滞を避けて途中S.A.で仮眠を取りながら、翌朝午前中に帰宅。右の写真はオマケ。S.A.は犬連れ旅行者の増加に応えてか、「ドッグラン」や「犬用の水飲み場」「ペット用汚物ゴミ箱」などが整備されつつある。ありがたいことです。
ワンコ専用水飲み場ワンコ専用水飲み場

記事本文おわり

旅のデータ - 2004/05/03-05 GW秋田・岩手(3)-八幡平、大館、夏油温泉

後生掛温泉・後生掛自然探索路
http://www.goshougake.co.jp/ 「観光案内」をクリックすると後生掛自然探索路の案内が見られる。
外来入湯 通年営業で7:00~19:30/400円(税込)
秋田犬会館
秋田犬について http://www.media-akita.or.jp/akita-inu/
秋田犬会館 http://www.city.odate.akita.jp/sightseeing/inukaikan.htm
犬ぼえの森
「犬ぼえの森 ふるさとの民話 2」amazonのサイトにジャンプします
野添 憲治 (著), 宮腰 喜久治 (イラスト)、出版社: 草土文化 ; ISBN: 4794500068 ; (2000)
フジパン>民話の部屋>秋田県 http://www.fujipan.co.jp/minwa/mi_index.html 「秋田県」を選んで「犬ぼえの森」の「読む」ボタンをクリックすると読める。
老犬神社
老犬神社のいわれ http://www2u.biglobe.ne.jp/~gln/88/8871/887155.htm
秋田の酒.com>歴史探訪 http://www.akitanosake.com/history.html
紫波城山公園 http://www.citydo.com/sakura/hokkaido/149.html
夏油温泉 http://mizuki.sakura.ne.jp/~geto/

(2004-05-03 現在)