2008/04/20-27 八甲田山バックカントリースキー、弘前桜祭り(前編)

on 2008-07-08 | Tags: クルマ, スキー・雪遊び, バックカントリースキー, 車泊

4/19-20(日) 出発~東北自動車道で一路八甲田へ~酸ヶ湯公共駐車場泊

4/19(土)23:57出発

金曜の晩から出るつもりが、やり残しの仕事を片付けていたりして結局出発が土曜の深夜になってしまった。モバツイで現在地をあげながら東北自動車道を一路北へ。明け方前に桜満開の仙台を過ぎ、適当なS.A.で仮眠を取った。

4/20(日) 酸ヶ湯公共駐車場着

午前中に鹿角で高速を降りて十和田湖方面へ。途中、奥入瀬渓谷に立ち寄ったりしながら酸ヶ湯の公共駐車場に着いた。例年だと、駐車場は全体の半分位しか除雪されていなくてゴールデンウィークになんとか間に合わせるといった感じなのに、今年は20日時点ですっかり除雪されていた。

駐車場でプラプラしていると、テレマークで山から下りてきたシルバーグレーのショートカットがすてきな女性に出会った。Amieはずいぶん彼女にかわいがって貰った。私は山の雪の状態を教えて貰った。今年は例年よりかなり雪解けが早くて、あちこち岩が見えているところがあるとか。

駐車場の雪の壁を登ると向うは酸ヶ湯キャンプ場だ。キャンプ場といっても4月のこの時期はまだみんな雪の下に埋まっている。Amieは久しぶりの雪にすっかりはしゃいで、まるで子犬に戻ったようにずっと走りっぱなしだった。キャンプ場管理等の屋根が雪で地面とつながっていた。私とAmieは雪のスロープを伝って屋根の上まであがってそこで日向ぼっこをした。

 酸ヶ湯公共駐車場あたり (1)酸ヶ湯キャンプ場(雪の下) (11)

夜、酸ヶ湯温泉に入るついでに、酸ヶ湯のガイドさんに雪の状態や危険箇所を教えて貰った。小岳の斜面が数カ所割れているらしい。高田の方に行くならあまり上がりすぎないで裾を巻いていくようにアドバイスされる。酸ヶ湯温泉の正面右手の斜面もヤブが相当出ている。いつもより雪が1mぐらい少ないそうだ。

4/21(月) 睡蓮沼から高田大岳

6:30起床。車内を整理し、酸ヶ湯でトイレを借りた。7時頃酸ヶ湯を出て睡蓮沼にクルマを停める。だらだらと準備にやたら時間がかかった。初日はいつもそうなんだけど、リュックの中にあるべきものが明後日の方に紛れ込んでいたりして手間取る。しばらく使ってないシールもうんと硬くて剥がすのに一苦労した。

睡蓮沼睡蓮沼 (4)

Twitterに現在地と状況をアップしながら山登り。小岳のコルまでは登りと言っても大したことはない。コルから高田山頂までの登りがきついのよね~。途中までシール効かせて登り、雪が切れて夏道に入ったところで(スキー板の)担ぎに切り替えたのだけれど、担ぎがまた弱っちぃ身体にしんどかったw。

小岳 (1)080420-26八甲田・奧州 2008-04-21 012

山頂。
思ったほどの強風はなく一息つけた(高田大岳はいつも風が強い印象があった)。谷地へ降りる夏道を少し降りたらすぐ雪の斜面・・・のつもりが降りすぎてしまって結構な距離を登り返したり、雪面を見つけられなくてガサヤブをごそごそやったりちょっと消耗した。たぶん雪解けが早い影響で、途中のヤブが起きてしまったんだろう。でもなんとか雪面の頭に辿り着いた。若干滑り荒らされた感はあったが良い斜面。尾根の真ん中より右寄りを意識して滑った。案の定、尾根の左端は1300mあたりで一部縦に割れていた。

高田大岳テレマークスキー (14)高田大岳テレマークスキー (18)

1100m地点まで滑ってから、高田の山すそを回って小岳と硫黄岳の沢を越える方向に歩いたのだが、まぁこれがまた結構な距離に感じた。かかとにできたマメがことさら距離を長く感じさせた。

 森の中でコーヒーブレイク高田大岳テレマークスキー (25)

最後、クルマを停めた睡蓮沼より下に降りすぎてしまう。環状道路に出た時に(クルマの場所より)下りすぎたのか、まだ手前なのかわからずしばらく悩んだ。夕暮れ迫る中、判定を誤ると、重い荷物を抱えて来た道を戻る羽目になって切ないから真剣に考えた。高度計によればクルマの位置よりわずかに低い所にいるのだけれど、この辺りは高度差があまりない上に何mの雪の上にいるのでこれだけだと定かじゃない。上か、下か。高田大岳と自分との角度から、確かに下りすぎていると判断して道路から離れすぎないように登りだした。

判定は正解。
結果的にはたった200mほど降りすぎていただけだったけど、正解かどうかがわからない状況で歩くのってすごく疲れる。今回は降りてくるまでに結構疲れ果てていたので気持ちのダメージが大きかった。えっと、目の前に道路があってクルマも走っているような場所(つまり、命がアブナイとかいう状況じゃない)の、しかも200mぐらいのことでいちいち大げさなんだけどね、それでもAmieが横にうろちょろしていてくれてよかったな~って。一人ぼっちじゃないと思えたこと、そして守ってやる対象がいることの2面で。

酸ヶ湯に戻ると既に18時を回っており、外来者の入湯時間外で入浴できず。スキーツアーって戻ってからの温泉とその後のビールが最大の楽しみなのにぃ・・・(泣

もうすぐ夕方クルマに戻ったらもう日暮れだった

4/22(火):ヒバ千人風呂のち、軽めに仙人岱コース

結局、温泉にも入れず汗だくのウェアーのまま寝るという散々な夜だったので、翌朝は7時過ぎまで寝坊して朝風呂に入ってからちょろっと滑るつもりで寝た。にもかかわらず、5時半頃には眼がパッチリ覚めてしまった(日常の私にはありえない)。

温泉は7時からなので、6時半までシュラフの中でぐずぐずしてから起きる。ご飯を食べていると、隣に地元ナンバーの軽自動車が止まった。中からおじいさん。

小ぶりのリュックで、てきぱきと山へはいる準備をする。

 「若いモンは地元の山を大事にしないから、オレが毎日上がってるのサ」
と、毎日のように仙人岱まで上がっている自称?!"八甲田の仙人"氏は、猪谷千春だか三浦雄一郎だかと同級生だったそうだ。しばらく愉しい話を聞かせてくれた後、地獄沢から硫黄岳へのルートを上っていった。

朝風呂はヒバ千人風呂で

酸ヶ湯温泉といえばヒバ千人風呂だ。混浴に腰が引けて今まで入ったことがなかったのだけれど、朝8時から9時の女性専用タイムは外来でも利用可能ということを、つい昨日知って狙っていた。そもそも、普段は朝イチで山に上がって夕方お風呂のサイクルだから、そんな時間帯に女性専用タイムがあっても気づかなかったのだが。

ふもとから上がってくるには朝早いし、宿泊者は夜も女性専用タイムがあるからか、利用者は疎ら。広々として歴史を感じさせる浴場。入っている人たちものんびりした気持ちになるのか湯船の中で自然と会話が生まれる。心も身体もゆっくりできてとても暖まった。

仙人岱

クルマで睡蓮沼に移動し、10時頃出発。ゴールデンウィークまっただ中なら10時前に睡蓮沼に駐車なんて考えられないのだけど、1週間前倒ししただけあって平日の環状道路はガラガラだ。

今日のコースは短いし、登りも短くきつくない。気楽なハイキングコースだ。途中何人かに出会ったが、山は至って静かなもん。

仙人岱ヒュッテに至る斜面が唯一登りらしい登り。Amieは数歩上がっては休む軟弱な飼い主を見限り、どんどん登って行ってしまう。登り切った上から顔だけ出してこっちを見下ろしている  ・・・カワイクナイー(`へ´)

硫黄岳テレマークスキー硫黄岳テレマークスキー (6)

12時前にヒュッテについた。腹ぺこで死にそうだ。ヒュッテ内には先客が2人おり、思い思いに昼食の支度をしているところだった。 2人に了承を貰い、Amieを足下にフセさせ、私もお昼ご飯。1人は同じテレマークだったこともあって話が弾んだ。地元の人らしくしょっちゅう滑りに来ているとか。羨ましいことだ。

ご飯が済んだ。シールのまま仙人岱に登る。後ろからおじさん2人組が登ってきた。明るく人の良さそうなこの人たちも地元の人らしく、毎週火曜日が滑降日なんだそうだ。朝駐車場で出会った"八甲田の仙人"の話を出すと、「仙人岱ヒュッテでコーヒーを振る舞う○○さんかな~」「いや△△さんのことかも」とか。いずれにしても有名人だったらしい。弘前の桜の話になると、「弘前の桜はそれはもう素晴らしい。今年は例年より早くて今が丁度満開だから是非観に行きなさい」と勧めてくれた。

仙人岱を尾根沿いに滑り、今度は降りすぎないように注意しながら睡蓮沼まで滑った。仙人岱は短いので元気な人なら何回も登り返して滑るような場所なのだが、去年膝を手術してからロクに運動もしていない私は一回で降りきって温泉に直行が丁度良い(笑。

あっけなく14時過ぎには下に降りてしまい酸ヶ湯の駐車場でぶらぶらしていると、一昨日も昨日も駐車場に停まっていたクルマが戻ってきて、そのおじさんとすっかり仲良しになってしまった。私と同じようにクルマで寝泊まりしながら滑っているらしい。まぁ、この時期、駐車場に停まっているクルマはこういう人が多いので数日いると大体顔見知りになるんだけどね。

ダンディーでナイスシニアな感じのこのおじさん。昼前に私が仙人岱の下を犬連れで登ってくるのを頂上から見かけたらしい。あ、そういえば頂上から急斜面をカッコよく滑ってきた人いたっけ。

かなりあちこち旅をして回っているようで、今は亡き三浦敬三さんのスキー仲間とか。田沢湖に激安シニア向けシーズン券を発行するスキー場があって、冬場はお仲間とそこに泊まり込んで滑っている話とか、カナダのどこそこに滑りにいった話だとか聞いていて話が尽きなかった。車内を覗かせて貰うと、寝泊まり用にかなり手が加えられている。私もこういうジャンルは大好きなのですっかり"教えてくん"状態で「これは何?あそこはどうやった?」と聞きまくった。

お風呂から戻ってからも、料理上手のこのおじさんにおかずを分けて貰い、しかも美味いウイスキーまで出てきてしばらく2人であれやこれやと話込んだ。人生謳歌しまくりって感じのおじさん。話がホント面白いな~。

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旅のデータ

酸ヶ湯温泉
公式サイトURL: http://www1.odn.ne.jp/~sukayu/
青森みち情報
青森みち情報: http://www.koutsu-aomori.com/
雪や災害による緊急規制情報、渋滞、工事規制がわかる。また公共交通機関の運行情報や県内の気象情報も提供されている。
八甲田山
八甲田山ロープウェー » 北八甲田山岳スキールート図:http://www.hakkoda-ropeway.jp/lnks/ski/skiarea.html
Wikipedia::八甲田山http://ja.wikipedia.org/wiki/八甲田山#.E5.B1.B1.E5.B2.B3.E3.82.B9.E3.82.AD.E3.83.BC
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