2008/04/20-27 八甲田山バックカントリースキー、弘前桜祭り(後編)

on 2008-07-20 | Tags: クルマ, スキー・雪遊び, バックカントリースキー

4/23(水):猿倉岳

3日目。明日から天気が悪いらしいのでスキーツアーは今日まで。最終日なのでどこに行こうかいろいろ欲が出てなかなか決まらない。朝5:30ごろから地図をながめてグズグズと行き先を決めかねていたらすっかり遅くなった。

昨日のおじさんが朝食を持って起こしに来てくれた。ありがたくごちそうになる。スクランブルエッグがたっぷりのったトーストとベーコン、青菜のおひたし。朝から贅沢な気持ちになるー。ごちそうさま!

おじさんは私と少し立ち話をしたあと 、今日で山を下りて弘前の桜祭りに行くと出発した。

「じゃ、気をつけて」
「おじさん、ありがと。また、偶然どこかで会えるといいですねー (^o^)/~~ & U^o^U/~~」

すっかり遅くなった。 南八甲田のどこかと思っていたが、(南八甲田はどの山もアプローチが長いので)この時間からだと選択肢が少なくなった。一番手前の猿倉をのんびり往復コースかな~。

たぶんクルマを出たのは8:50ぐらい。猿倉温泉は、例年なら入り口 が閉鎖されている時期だが、今年は雪解けが早いからかすでに温泉の前まで除雪されていた。

猿倉岳テレマークスキー (1)

猿倉山頂直下から猿倉温泉のすぐ裏まで延びている尾根を上がるコースをとった。温泉の駐車場裏の川を渡ってスタートなんだが、もうスノー・ブリッジが危うい感じで踏み抜かないように恐る恐る渡る。

 「昼過ぎにはもう落ちるな、ここ。」

最初の崖を尾根まで数十m一気に上がる。これが思いの外、苦労した。シールが効いているようで、雪がザクザクのためにズルっと崩れて足場が頼りない。斜度がきついのでジグザグに登るんだが、半月板の手術をした方側の膝が怖くて左のキックターンができないことがわかって。結果方向転換がままならない・・・崖の上にきてはじめてでキックターンできないことに気づくなんてアホです(^^ゞ

こういう時、スパイク(爪)付き四輪駆動のAmie子との、登りの性能差が顕著に出る。30°ぐらいある急な崖でもAmieは何の苦もなくとっとこ上がる。崖の上から顔だけ出して「ねー大丈夫?」って感じで覗き込んでる。ムッとするが哀しいことに追いつけない。ずいぶんAmieを待たせた。

ようよう尾根に上がったがここからは緩い登りでまずまず。のんびりスノーハイキングモードになった。振り向けば、一昨日登った高田大岳をはじめ北八甲田の山々が素晴らしい。時折ウソやウグイスのさえずりが聞こえる。周りは一面の雪なのに季節は既に春なんだな~とものちょっぴりもの哀しくなった。猿倉岳の東側の急斜面を滑れたら滑ろうと思っていたが、山頂から何ヶ所も亀裂が入っていて怖いのでやめにした。

 猿倉岳テレマークスキー (2)猿倉岳テレマークスキー (4)

13時前後に山頂。猿倉岳は標高1350m程しかないのに、数十mは高いはずの小岳が同じか下に見えるから不思議だ。パンと、昨日のおじさんにもらったおかずとでお昼ごはんにする。その後、少しだけAmieとボール遊びをしてやるが、肝心のAmieがあまり乗り気でない。さっきからクゥクゥ文句ばかり。早く帰りたいらしい(軟弱者め)。

猿倉岳テレマークスキー (8)猿倉岳テレマークスキー (11)

13時半ごろ降りはじめる。だんだん曇ってきた。来たルートはたぶん雪が落ちて最後の徒渉ができないと思われたので、矢櫃萢(やびつやち)の方を回って降りた。登りでさんざんAmieに置いて行かれて情けない思いをしたが、下りでは断然スキーの方が効率が良い。どんどん滑って行ったら、Amieははるか後ろを必死の形相で走っていた。ちょっと気の毒になって待っていてやった。

14:10、猿倉温泉到着。予想通り行きに使った(川の上の)ブリッジは落ちていた。たった数時間前に渡ったところなのに、連日暖かいので恐ろしいスピードで雪が溶けている。川沿いの崖もずいぶん雪崩れて土肌がむき出しになっていた。

猿倉温泉では、ゴールデンウィークの開館に向けておばさん が掃除をしているところだった。勝手にクルマを停めて出かけたので、おばさんに声をかけて、その後移動。雲谷温泉まで降りて温泉に入った。夜は再び須賀温泉の公共駐車場泊。

雲谷温泉 (1)080420-26八甲田・奧州 2008-04-23 024

4/24(木)弘前桜祭り

早朝から雨の予報だったが、起きてみるとまだ薄日がさしていた。 とはいえ、天気が悪い時は絶対山に入らないのがマイ・ルール。危険が増えるし、そもそもちっとも楽しくないもん。山を下りて弘前の桜祭りへ行くことにした。

Amieはふらふら~

ところでAmieは3日連続のスノーツアーで疲れたのか、昨晩から全く精気がない。クルマから降りたがらず、排泄に出してもヨボヨボの婆さん犬のようにな歩き方だった(´。`;;。

口では「もー軟弱 なんだから!しっかりしてよ。」と言いながら、Amieの歳を感じて内心かなりショックだ。

Amieは昨年のクリスマスで10歳を迎えた。 普段公園で走ったり、海で泳ぐスピードは若い頃とそう変わっていないと思うけれど、さすがに持続時間は徐々に短くなってきている。普段まったく無計画に暮らしている私だけど、そろそろAmieの向う数年間を考え、体力を要するところから優先的に行こうかな~とか、どんなに忙しくても長い休みがとれる時期はきちんと休んでどこかに出かけようとか、そんなことを考えるようになった。

いやいやいや!今頃から弱気になってはいかーん!! >わたし Amieは幼犬の頃からあちこち連れ回してきたアウトドア犬。まだ10歳なのに八甲田をちょろっとツアーしたぐらいでヘバってもらっては困るー(^^;; 明日から鍛え直しだなっ(笑。

弘前へ

酸ヶ湯温泉で朝風呂に入ってから、弘前へ移動。10時過ぎについた。平日なので桜祭り中にも関わらずお城の目の前に駐車できた。

弘前城は犬禁止。お疲れ気味のAmieは今日1日休息日として、駐車場に置いていった。曇り日の北東北とはいえ、すでに熱中症が危ないシーズンなので、クルマの窓を全開にして、駐車場のお兄さんに鍵をあずけて時々覗きに来て貰えるよう頼んで出かけた。

弘前城の桜は素晴らしかった。 東京にも皇居をはじめ桜の名所は多々あるさ、と高をくくっていたが、スケール、桜の種類、城や遠景の岩木山との融合、さすが地元の人が口を揃えて自慢するだけのことはある。皆さんも機会があったら是非満開の時に行ってみてください。

 弘前城(さくら祭り) (31)弘前城(さくら祭り) (51)

岳温泉~岩木山神社

夕方、雨が強くなってくる中を岳温泉でお風呂。脱衣所でりんご農家のおばさんとお母さんらしきおばあさんの二人組と出会った。リンゴの受粉時期とか。まめこばちを使って受粉すること、今年は季節が早くて、(冬場冷蔵庫で眠らせておく)まめこばちを起こすタイミングに苦労することなどいろいろ教えてもらった。

夕方18 時を過ぎて虹が出てきた。Amieも復活。岩木山神社の境内を一緒に散歩する。青森や秋田にはまだ今でも神様が森に住んでいると感じられる素晴らしい神社に行き会うことがあるが、ここ岩木山神社もそういうところだった。奥社はこの日は雲の中だったが岩木山自身だ。畏れ多い気がしたが、他に行くところもないので神社の駐車場に泊まらせてもらう。

4/25(金)岩木山、それから南下

天気は回復傾向。あわよくば岩木山でもう一滑り~を期待し、高いスカイライン代を払って朝から岩木山へ。

岩木山はガスで視界が悪かった。何も見えない。初めてのコースで途中の様子もわからないので滑るのは早々に諦めた。リフト乗り場から雪の状態を覗くと、ここもまた雪解けが早くて雪面がえぐれて斜度がきつく、たとえ滑ってもあんまり楽しそうじゃない。

リフト乗り場で山岳ガイドのおじさんと出会った。Amieをなでてくれ、自分も2匹ラブラドールを飼っていたと言っていた。岩木山は熊が多く登山者の遭遇事故がも多いらしい。だから、ガイドの時に犬を連れていくこともあるらしい。1匹はクマ避けに使うため、幼犬の頃から熊の肉を食わせて訓練した。(通常、犬は自分より強い動物の肉は 食べないそうだ。マタギは犬に熊の肉を与えて訓練するらしい。そうやって育てると熊に反応するようになるとか。)その犬は、運悪く子連れの母熊に遭遇した際に殺られてしまったのだそうだ。

今もいるもう一匹は、遭難者が出た時に、しかももうダメだろうなっていう頃合いに出動するんだとか。死肉独特の匂いがあるらしく、かなりの確率で(死体)発見に貢献すると言っていた。ヒェー。

犬たちはガイドについて毎日のように山に入るので、胸筋はじめ筋肉の発達がすごいんだそうな、熊に殺られたその犬はAmie と似たような体格で40Kgぐらいあったとか(Amiはメスにしては大柄な方だけど27Kg位)。アンラッキーな最後だったけど、都会でろくに駆け回る場所もない多くの大型犬からみたら、毎日飼い主の山登りについて歩いてきっとシアワセな犬人生だったね。

岩木山を下りてからは、日本海側に抜け、国道をドライブしながら南下していった。途中十二湖、男鹿半島に寄り、この日は天王温泉「くらら」併設の道の駅駐車場泊。

最近の夜の道の駅。どうみてもリタイア年代の夫婦か、一人旅のちょい悪オヤジ風おじさんがたくさんいて、しかもみんなとても元気で今をエンジョイしている風だ。キャンピングカー、車泊できるように工夫したらしいワンボックス..etc.がびっしりと夜の駐車場に停まっている。数もここ数年急速に増えており驚かされる。本屋さんにいけば車泊の本が並んでいたりするけど、こういう風景を目の当たりにするとさもありなんって感じ。私も一応車泊歴20年ちょい、犬連れ車泊歴10年だから本の1冊でも書いておけばヨカッタかしらん  :p

4/26(土)月山、そして東京へ

引き続き寄り道しながら国道を南下。走るにつれローカルFM局から流れる内容や、沿線の家々の造りが変化していくのが面白い。 象潟の道の駅「ねむの丘」。海のすぐ側にあり、鳥海山が目の前に望めてグッド・ロケーション&広い遊び場もあるのに、なぜか広場の入り口ごとに犬立ち入り禁止の看板。曰く「入ったら処罰の対象です」だって。過去に何かモラルに反するようなことがあったのかな。ともあれ、長旅の犬連れ者には、道の駅の犬禁は辛いですぅ(泣。

 象潟の道の駅「ねむの丘」鳥海山

月山

酒田から日本海沿いを離れ月山を抜けて山形方面に出る道に入った。途中、来シーズンの下見を兼ねて月山スキー場に立ち寄る。スキーは履かず、長靴でAmieと周辺を散歩した。帰り際に志津温泉の「変若水の湯 つたや」に立ち寄った。そろそろ手持ちのお金が乏しくなって800円の入湯料が痛かったけれど、細かいところまで神経の行き届いた良い湯であった。お湯から上がってロビーで休んでいたら女将さんが美味しい水を振る舞ってくれた。

 月山 (2)

寒河江あたりから再び雨が強くなってきた。米沢に抜けてR121(八谷街道)で喜多方へ。八谷街道は、 R121のうち山形県米沢と福島県会津を結ぶ街道部分を指す。酸ヶ湯の駐車場で会ったおじさんに教えてもらったエスケープルートで、信号が少なく道が広い快適な道だった。今回は喜多方で高速道路に乗ったのでそこから先の様子はわからないのだが、宇都宮の近くまでずっと抜けているらしい。

喜多方でラーメンを食べて高速に乗った頃にはもう夜10時を過ぎていた。その日のうちに都内まで帰るつもりにしていたが、疲れたので佐野のS.A.でもう一泊。日曜の午前中に朝帰りした。

結局滑れたのは前半3日間だけで後半は観光っぽかったけど、怪我だのなんだので2シーズン空いた後だから復帰戦としてはまずまずのバックカントリーツアーでした。おしまい。

<追伸>1週間会社を休んで戻ってみると、未読メールが600通を越えていて翌週大変でしたー(^^ゞ

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旅のデータ

岩木山
岩木山観光協会http://www.iwakisan.com/
嶽(だけ)温泉
嶽温泉郷: http://www.iwakisan.com/onsen/index.html
小島旅館: http://kojimaryokan.com/
月山, 志津温泉
霊峰月山ネイチャーランド(スキー場情報): http://www.yamagatakun.org/gassan/
月山志津温泉(山形県) 変若水の湯 つたや: http://www.gassan-tsutaya.co.jp/
山形県南陽市の美味しいお菓子「なんじょだべ」
たまたま立ち寄ったお菓子屋さんで出会ったお菓子。クッキーなんだけど洋菓子の重さがない。サクサク軽くて上品な味の和洋菓子。今回の旅のMyヒットだった。後で知ったが萬菊屋さんはこの地方の老舗らしく併設のレストランは米沢牛のステーキでも有名らしい。
萬菊屋»なんじょだべ: http://mangiku-ya.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=223137&csid=0
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